Kii株式会社は、京セラ株式会社が今秋からサービス開始を予定している生活習慣の改善をサポートする新しいサービス「デイリーサポート®」にKiiが提供するIoTクラウドプラットフォームが採用されたことを発表した。
京セラがKiiを活用しIoT分野の新サービス開始~一人ひとりの生活習慣に合わせたサポートが可能に~
京セラは、独自性のある携帯電話やスマートフォンを展開してきたが、これまで培ってきた状態検知センサ技術と、簡単に機器をクラウドと連携させられるKiiのIoTプラットフォームを用いて、一人ひとりの生活習慣のデータ化、管理、分析、フィードバックまでを可能とする新サービス「デイリーサポート®」を開発した。
京セラが開発した重さ11gのウェアラブル機器、「TSUC®」は、歩数カウント、カロリー消費、状態検出(歩行、ランニング、乗り物検知、エレベーター・エスカレーター昇降、階段、坂道昇降)の機能があり、対応するデイリーサポート用アプリでは、その結果を「見える化」する。さらに、保健師が専用Webサイトを通じて担当するユーザへデータをもとに個別アドバイスを送信する機能を備える※1。
独自センサ技術にクラウド基盤を融合~IoTの管理・分析・通知で、新たな価値提供を実現~
TSUCの測定値をクラウドに保存し、専用アプリに表示する機能、及び保健師用webサイトに情報を同期し、ユーザにメッセージを送信する機能でKiiのプラットフォームが活用された。
京セラが元々持つセンサ技術と、Kiiのプラットフォームの持つユーザ管理、モノ管理、データ管理、分析、およびスマートフォンへのプッシュ通知の機能の組み合わせにより、素早くサービスを立ち上げられる点と、将来的な海外展開が容易である点が評価されて採用に至った。
デイリーサポートは、今秋より、日本予防医学協会を通じて、健康経営を目指す企業、健康保険組合、ヘルスケアサービス事業者に対して提供される。
※1・・・一部サービスは今秋以降対応予定
KiiCloudとは?
IoT機器で必要となるサーバ側の仕組みを、クラウド上で提供するサービス。
新規開発や運用をほとんど行わずにサービスを利用できるため、期間や費用、初期投資のリスクを大幅に削減できる。クラウド側での認証、データ管理、分析の機能が使用できる他、サービスの運用や拡大も、Kiiが担う役割。
Kii Cloudの特徴として、日本以外にも、中国、南アジア、北米、南米、ヨーロッパへサーバを展開している点が挙げられる。中国国内にクラウドサーバを持つことによって、グレートファイアウォール※3の影響を受けずに活用することができ、その結果、中国国内でのサービス提供を実現できる他、中国国外においても同じ環境を提供することが可能だ。
【関連リンク】
・Kii株式会社
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