KDDI株式会社は、2018年4月9日より、メガネ型ウェアラブルデバイスJINS MEME (ジンズ・ミーム) の活用や、世界一集中できる場を目指すワークスペース「Think Lab (シンク ラボ)」のサポートのもと、KDDI社員の「働き方変革」に関する実証実験を開始する。
KDDIは、2017年4月より、労働生産性向上へ取り組むため、4つのワーキンググループ (業務プロセス改善、ワークスタイル改革、部下マネジメント啓発、タイムマネジメント啓発) を立ち上げ、さらに2017年11月には、健康経営のワーキンググループも立ち上げ、「働き方変革」をテーマに多面的に施策を検討してきた。
今回、2018年4月にKDDIグループ全体で「健康経営宣言」を行い、社員一人ひとりの健康を組織で支える健康経営を推進していくとした。
ワークスタイル改革の1つとして業務環境の見直しにも取り組んでおり、「自席では話し掛けられたり、急に打ち合わせに呼ばれたりするので集中して考えにくい」という生産性を阻害する要因に対して、より集中できるスペースを整備し、短時間で高い成果を出すことを目指している。
その主な取り組みとして、KDDIでは初となる、これまで社員の休憩場所としてのみ利用されてきたKDDI飯田橋オフィスの20階カフェテリアをリニューアルし、集中して業務を行うための席を設けた。
また、KDDIは、育児と仕事の両立の観点から2005年より在宅勤務の取り組みを開始、2009年には対象を全社員に拡大した。さらに、2016年4月には総務省の「テレワーク先駆者100選」に選定され、現在では約7,000名の社員がテレワークを利用できる環境を整備している。
同実証実験は、KDDI社員がモニターとなり、オフィス自席、自宅 (テレワーク)、20階カフェテリア集中席など、それぞれの場所で業務を行う際に、メガネ型ウェアラブルデバイスJINS MEME (ジンズ・ミーム) などにより、集中度を計測する。
また、世界一集中できる場を目指すワークスペース「Think Lab (シンク ラボ)」の協力により、実証実験結果の分析を行うとした。検証結果は、20階カフェテリアの改善、また、12階・29階カフェテリアのリニューアル時に活用する予定だ。
【関連リンク】
・ケイディーディーアイ(KDDI)
・ジンズ(JINS)
・Think Lab
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