TIS株式会社と合同会社SAKEXは、米鶴酒造株式会社が提供する日本酒と特別体験をトークン(NFT)として販売する「トークン活用型ブランディング支援サービス」の実証実験を、2024年9月24日から開始すると発表した。
「トークン活用型ブランディング支援サービス」は、商品や体験のトークン化に必要な企画、技術、法務などを総合的に支援するサービスだ。
今回実施される実証実験では、SAKEXが運営するECサイト「SAKEX」で、米鶴酒造が醸造する日本酒と特別体験トークンをセットにして販売する。
購入者は、米鶴酒造の日本酒を事前に受け取った後、特別体験トークンがチケットとなり、米鶴酒造が限定で開催する特別体験に参加できるようになる。
さらに、特別体験への参加や、参加者の証として受け取ることができるファン証明トークンを通じて、地域や造り手との持続的な関係を構築することが可能となる。
特別体験では、米鶴酒造の社長と日本酒の魅力について語りながら、体験日限定で提供される初しぼりの特別酒と山形県産の食材を使ったコース料理とのペアリングが体験できる特別ディナーを提供する。
なお、販売価格は税込30,000円で、特別体験は先着40名(各回10名)が参加できるとのことだ。
今後、TISとSAKEXは、今回の実証実験を通じて、日本酒と日本酒にまつわる特別体験トークン販売の本格展開に加えて、伝統工芸品など日本酒以外の商品・体験への展開を目指すとしている。
また、ファン証明トークン保有者向けに、周辺地域の観光施設や飲食店などでの特典の提供などを通じて、ファン証明トークンを活用した購入者と生産者間の継続した関係づくりや、ファン証明トークン保有者間でのコミュニティ形成を計画しているとのことだ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。