スパイダープラス株式会社と株式会社L is Bは、スパイダープラスの図面や現場施工管理アプリ「SPIDERPLUS」において、ChatGPTを組み込んだサービスの共同開発に着手したことを発表した。
スパイダープラスとL is Bは、2019年から、「SPIDERPLUS」と、L is Bが提供するビジネスチャット「direct」との連携を通じた業務提携をしており、「SPIDERPLUS」の更新情報を「direct」に通知するなど、部分的な連携機能をリリースしてきた。
今回、「SPIDERPLUS」とビジネスチャット機能の連携強化に加え、ChatGPTを組み合わせることにより、「SPIDERPLUS」に蓄積された現場情報を効率的にコミュニケーションに活用することや、現場の状況やChatGPTからの提案を加えながら、「direct」上で情報活用することを目指す。
具体的には、「SPIDERPLUS」に蓄積されたデータを、ChatGPTなどの生成AI活用によって処理し、提示された結果を「direct」のテキストコミュニケーションで共有する。
現場活用例として、SPIDERPLUSのオプション機能「指摘管理機能」にChatGPTを組み込むことで、不具合の傾向把握や予防が挙げられている。
「指摘管理機能」は、施工の不良箇所を図面データ上に画像やコメントと紐づけて是正指示を出し、対応の進捗までを可視化する機能だ。
「指摘管理機能」を活用して入力されたデータを統計化し、不具合の傾向把握や、再発予防策をChatGPTの情報処理によって効率的に示し、「direct」で展開していくというものだ。
その他にも、「SPIDERPLUS」活用の推進策提案や、次に取るべきアクションの提案とタスクの可視化などが挙げられている。
両社は、従来手の回らなかったデータ分析や処理を生成AIが行なうことで、現場作業の品質改善や業務の効率化を目的としたデータ活用が可能になるとしている。
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