埼玉県茶業研究所、入間市、東日本電信電話株式会社 埼玉西支店(以下、NTT東日本)、株式会社NTTアグリテクノロジーは、入間市金子地区において、従来のWi-Fiと比較して広範囲に電波が伝搬し、LPWAより高速な通信を可能とする、広域Wi-Fi「IEEE 802.11ah(以下、11ah)」と、IoTセンサやカメラを活用した茶葉栽培の農業DXの実証実験を開始する。
今回の実証実験では、埼玉県茶業研究所の屋上に11ahのアクセスポイントを設置し、埼玉県茶業研究所および入間市の圃場に設置したIoTセンサやカメラにより、茶葉の生産に有用なデータを取得する。

主な取得データは、温湿度・日射量・土壌水分・土壌EC(電気伝導度)・風速風向や、画像(静止画・動画)などだ。
取得したデータから、茶農家が必要とする情報を埼玉県茶業研究所のLINEを用いて共有する。

また、茶葉栽培の農業DX促進に有用と思われるデバイスを選定し、11ahにおける制御および動作を検証する。
今回の実証を通して、圃場の見回り稼働削減による茶農家の労働負担軽減や、タイムリーな茶葉の病虫害等の予察による被害抑止を目指す。
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