三井住友海上、イーアイアイのAI火花検知システム「SparkEye」を活用した火災防止予防パッケージを提供

工場における火災リスクは、完全に排除することが難しく、毎年火災事故が発生している。特に産業廃棄物処理業界では、リチウムイオン電池に起因した火災が頻発し、社会問題となっている。

こうした中、株式会社イーアイアイは、MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険株式会社と、AI搭載の火花検知システム「SparkEye」を活用した工場火災予防の取り組みで協業を開始すると発表した。

具体的には、三井住友海上が新たに発表する工場火災予防パッケージの第一弾として、イーアイアイが提供する「SparkEye」が採用されており、両社で普及拡大を行っていく計画だ。

「SparkEye」は、火災時に発生する火花や火をAI画像認識を用いて0.05秒で自動検知し、警報設備や消火設備(別途)と自動連動することで、火災の延焼を防止するシステムだ。

カメラ映像で検知できるため、ガラスやアクリル越しに設置することができ、覆蓋化された機器内部の検知も可能だ。

また、検知画像、日時、検知開始時間、終了時間などの検知データの可視化ができ、火災状況の分析にも役立てることもできる。

三井住友海上、イーアイアイのAI火花検知システム「SparkEye」を活用した火災防止予防パッケージを提供
「SparkEye」のシステム概要

今回の協業により、三井住友海上の代理店が、工場を保有する事業者に「SparkEye」の導入を提案し、ニーズがある事業者をイーアイアイへ紹介する。

なお、導入の際の設置の工事は、同ソリューションにおいて全国対応可能な施工業者と連携し、導入から実際の利用までをサポートするとのことだ。

三井住友海上、イーアイアイのAI火花検知システム「SparkEye」を活用した火災防止予防パッケージを提供
「SparkEye」で活用される機器

これにより、事業者は「SparkEye」を紹介価格で購入でき、三井住友海上は「SparkEye」の導入が進むことで、火災保険の支払対象となる事故を減らすことが期待されている。

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