YE DIGITALの工場向けIoTセキュリティソリューション「MMsmartSecurity FS-Eye」
株式会社YE DIGITAL マーケティング本部 事業推進部 課長 寺西 輝高 氏からは工場向けのセキュリティ対策について解説された。
一年以内に感染した経験をもつ工場は約40%、そのうち半数が稼働停止経験があるというアンケート結果があり、工場のへセキュリティ対策の必要性は年々高まっている。
スマート工場を実現するための「見える工場」「つながる工場」「止まらない工場」の3つの条件を実現しようとすると、ネットワーク化されたIoT・AIを活用しながら生産性の効率を図っていくことになる。このようにネットワーク化が進むと、便利さも実現する一方、リスクも増えていくことになる。
また、工場のセキュリティ対策をするには、かなり独特な習慣からくる課題があるという。例えば「生産効率に関わることにはお金をかけられるけど、セキュリティ対策には使えない」「なにかソフトウェアを入れるにしても、それが生産に影響を及ぼす可能性があるので入れたくない」や「そもそもレガシーOSに対応したソフトはほとんどない」などである。
YE DIGITAL社は、そのような工場に合ったサイバーセキュリティ対策製品を作ろうということで、トレンドマイクロ社と連携し「工場の環境を変えない」「インターネットを使わない」「監視・管理を一元的に」を備えた、不正通信監視サービス 「MMsmartSecurity FS-Eye」を開発した。
このソリューションは、既存のネットワークに接続するだけなので、設備変更が不要で導入できる。通常ラインを束ねるL2スイッチといった機器のミラーポートつなげると、携帯電話の閉域SIMを使ってインターネットを使わずにクラウドへデータが収集され、これによりセキュリティインシデントの早期発見と状況把握が一元的にできるようになるといったものである。
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1975年生まれ。株式会社アールジーン 取締役 / チーフコンサルタント。おサイフケータイの登場より数々のおサイフケータイのサービスの立ち上げに携わる。2005年に株式会社アールジーンを創業後は、AIを活用した医療関連サービス、BtoBtoC向け人工知能エンジン事業、事業会社のDXに関する事業立ち上げ支援やアドバイス、既存事業の業務プロセスを可視化、DXを支援するコンサルテーションを行っている。