AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

「新たな顧客接点」としてのラストワンマイルへの取り組み―SORACOM Discovery 2019レポート4、ダイハツ・日本郵便・電通登壇

日本郵便の取り組み

続いて発表したのは、日本郵便・オペレーション改革部長の五味儀裕氏だ。五味氏からは、IoTを利用した郵便・物流オペレーションの可視化について説明があった。

「新たな顧客接点」としてのラストワンマイルへの取り組み―SORACOM Discovery 2019レポート4、ダイハツ・日本郵便・電通登壇
本郵便・オペレーション改革部長 五味儀裕氏

手作業がベースの郵便事業

1日当たり約6,100通の郵便物を取り扱う日本郵便は、まさにラストワンマイルそのものを生業とする企業である。

しかしメールその他の通信手段の普及により、郵便物の引受数が10年間で20%近く落ち込むなど、郵便事業はダウントレンドに陥っているという。

一方で郵便事業では未だに手作業がベースのところが多く、人件費は大きなコストになっているという。

郵便・物流オペレーションの可視化

上記のような問題を踏まえた上で、五味氏は日本郵便が取り組む郵便・物流オペレーションの可視化について説明した。

「新たな顧客接点」としてのラストワンマイルへの取り組み―SORACOM Discovery 2019レポート4、ダイハツ・日本郵便・電通登壇
郵便・物流オペレーションの可視化例

講演で具体的な取り組みとして紹介されたのは、物流拠点の混雑状況の可視化。局内にカメラを設置し、集出荷物の置かれている状態を把握してグラフ化、現在の局内の混雑状況を判断できるという。

「人件費がコストとしてかかる中で、物流を可視化することで業務の効率化や利便性の向上を図っていきたい」と述べた。

最後に電通ビジネス共創ユニットのシニア・プランニング・ディレクターであり、IoT NEWS生活環境創造室長でもある吉田健太郎氏よりIoT時代の消費者とのコミュニケーションについて説明があった。

「IoT時代には、消費者に向けて情報と体験を一体化させて届けることが必要」と吉田氏は述べた。

ソラコム、グローバルプラットフォーマーへ ーSORACOM Discovery2019レポート1
電通ビジネス共創ユニットのシニア・プランニング・ディレクター/IoT NEWS生活環境創造室長 吉田健太郎氏

次ページは、「ラストワンマイルのイメージとテクノロジーについて

無料メルマガ会員に登録しませんか?

膨大な記事を効率よくチェック!

IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。 また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。

そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。

  • DXに関する最新ニュース
  • 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
  • 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
  • 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ

など、多岐にわたるテーマが配信されております。

また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。

無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。 ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。

無料メルマガ会員登録