AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

試作・研究段階を超え、実装されだした水産業のデジタル化 ージャパンインターナショナルシーフードショーレポート

長年の研究が民間利用される

オーシャンアイズでは、京都大学と海洋開発研究機構(JAMSTEC)が中心となって開発した海水温をリアルタイム配信する「漁場ナビ」と、海況予測システム 「SEAoME」の展示を行っていた。

「漁場ナビ」は気象衛星ひまわりの映像から独自のAI技術を用い、より詳細な海水温情報をリアルタイム配信している。

通常のひまわりの画像では雲があって見えない部分もAI技術を使って予測することにより保管することができる。

さらに通常では10キロメッシュと荒い画像だが、2キロメッシュまで精度をあげている。

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赤くなっている部分以外は雲で隠れて見えない
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AI解析により全ての海水温情報が見れるようになった

また、漁業者が位置情報と何がどのくらい取れたかといったデータをオーシャンアイズに提供すれば、次はどこで取れるか漁場を推測する「漁場推定支援」を個別に提供している。

効率的に漁場を推測することで漁場探索の手間、燃料代の削減、人材の育成などに役立つという。

「SEAoME」は、コンピューターシミュレーションで地球の環境を再現したもので、湾内などの特定海域での水温、塩分、流速、海面高度の変化について通常5日、最大14日先まで予測することができるものだ。

メリットとしては、養殖設備や定置網に大きな被害をもたらす急潮・赤潮や急激な海水温変化の予測による被害防止に活用することができるといった点だ。

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