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小田急電鉄、「移動」から「派生する価値」の創出を目指す ーMaaSアプリおよび実証実験発表会見

実証実験の詳細

EMotを使った「観光型MaaS」「郊外型MaaS」「MaaS×生活サービス」といった3タイプの実証実験を10月末からスタートするという。

観光型MaaS

これは箱根エリアで実施される実証実験だ。駅や旅行代理店に立ち寄ることなく、EMotチケットストアにてデジタル箱根フリーパスの購入が可能だ。

この実験の狙いはスマホのみで周遊できるユーザーの体験価値の検証と、オペレーション上の課題の洗い出しを行うためだという。

箱根エリアでのEMotの使い方は、チケットストアで箱根フリーパスを購入し、マイチケットに保存されたチケットを表示し乗務員に提示することで、指定された電車、ケーブルカー、ロープウェイ、船、バスなどに乗り降り自由で何回でも乗降することができる。

小田急電鉄が移動から派生する価値の創出を目指す ーMaaSアプリおよび実証実験発表会見

郊外型MaaS

これは新百合ケ丘エリアで実施される実証実験だ。2500円以上の買い物をしたユーザーに往復のバス無料チケットをEMot内にて発行する。チケットの対象は、新百合ケ丘駅を発着する系統の小田急バスの路線だ。

有効期限はチケット付与から2週間以内だ。

この実験の狙いは公共交通の利用促進においてMaaSアプリというデジタル接点の有用性の検証だ。

新百合ケ丘エリアでのEMotの使い方は、小田急電鉄の商業施設において買い物をした際のレシートをインフォメーションカウンターまで持っていき、インフォメーションカウンターにある二次元コードをEMotのスキャン機能で読み込むことでバスの無料チケットが発行される。

このチケットをバス乗車時に有効化することでアニメーション画面と有効期間と利用回数が表示される。その画面をバスの運転手に見せることで乗車することができる。

小田急電鉄が移動から派生する価値の創出を目指す ーMaaSアプリおよび実証実験発表会見

MaaS×生活サービス

これは新宿と新百合ケ丘にある対象店舗(箱根そば、おだむすび、HOKUO)7店舗で実施される飲食サブスクリプションの実証実験だ。

一日一回対象店舗にて利用できる飲食チケットをEMot内で販売する。対象商品はそば、おむすび2個、パン2個などおよそ500円相当の飲食サービスで、10日券が3500円、30日券で7800円だ。30日券であれば最大15000円分のサービスが受けられる。

この実験の狙いはMaaS×生活サービスの需要創出効果の検証と、サブスクリプション型商品・サービスを設計する際の課題の洗い出しだ。

飲食サブスクリプションでのEMotの使い方は、チケットストアで10日分か30日分のチケットを購入する。対象店舗のレジに用意されている二次元コードを読み込むと、アニメーション画面が表示されるので販売員に提示して商品を受け取る。

小田急電鉄が移動から派生する価値の創出を目指す ーMaaSアプリおよび実証実験発表会見

久富氏は「駅ナカでキャッシュレス決済の利便性と、サブスクリプションでのお得な体験の両方をお試しいただきたい」と締めくくった。

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