ハピロボ、自律走行パーソナルロボット「temi」日本発売を発表

「渋谷パルコ」に「temi」導入

Temi社・golen氏に続き、「temi」のパートナー企業の各代表から「temi」活用についてのコメントがあった。

まずはパルコ・執行役の林直孝氏からは、11月22日にグランドオープンを迎える「渋谷パルコ」への「temi」導入について話があった。

ハピロボ、自律走行パーソナルロボット「temi」日本発売を発表
パルコ・執行役の林直孝氏

まず林氏は「パルコは過去さまざまなロボットの実証実験を、店舗の案内代行や、販売スタッフの作業効率をロボットで軽減するといった視点でやってきた」とこれまでの取り組みを振り返った上で、「その実験の中で、やはり導入における様々な課題を抱えているということを学んできた」と語る。

その課題とは、具体的には「商業施設においてロボットを導入する際の、導入位置のルートの設定や、あるいは安全に走行するためのエンジニアリングの部分」だとし、「多くの商業施設ではエンジニアを抱えておらず、非常に多くの方々のご協力をいただいたうえで、初めてロボットを安全に走らせることができる」状態になることを林は述べた。

こうした課題を踏まえて、パルコ・林氏は「temi」を導入するメリットを「簡単なアプリ上の操作で、ルートの設定から安全な走行の部分を自分たちでできる」という導入の容易さにあることを説明した。

更に「音声認識や音声回答をAIに頼る案内ロボットの実験をこれまでもやってきており、可能性が非常に広がることを感じる一方で、すべてのお問い合わせを人間のように行えるところまでにはまだ達していない。ただ、このTemiは遠隔で人が操作するということでクリアしている」という案内役ロボットとしての有用性と、低コストでの購入ができる点にもついても林氏は触れた。

11月オープンの渋谷パルコでの導入については「パルコとクラウドファンディングの事業を展開するCAMPFIREとの共同運営店舗「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」において導入することを決定している」と林は述べた。

具体的な活用法については「店舗で実際に「temi」を来店客に体験してもらい、販売・注文・問い合わせを受付する」ことから「将来的には「temi」のコミュニケーション能力を活かし、店頭に置いてある製品を開発された方と来店客が、「temi」を通じて直接コミュニケーションがとれるようなことにチャレンジしたい」という。

図書館での案内役にもなる「temi」

パルコに続き登壇したのは、「temi」の開発パートナーであるコトバデザイン・執行役員社長CEOの栄藤稔氏である。

コトバデザインは対話インターフェースのエンジン開発を行う会社である。今回、コトバデザインは同社の開発する対話エンジン「COTOBA Agent」を「temi」に提供している。栄藤氏は「COTOBA Agent」について「我々の作った対話エンジンからアンドロイドのエンドポイントを呼ぶだけでいろんなデモができるようになる」と語った上で、2つのデモ動画を見せた。

ハピロボ、自律走行パーソナルロボット「temi」日本発売を発表

1つはデパート内において、店舗内案内を行う「temi」の様子だ。動画では男の子が「temi」に誘導されて、文房具売り場まで案内される模様が撮られていた。

ハピロボ、自律走行パーソナルロボット「temi」日本発売を発表

もう1つは図書館内を誘導し、利用者が借りたい本の場所まで誘導する「temi」の動画だ。コトバデザイン・栄藤氏は「人間には図書館内の本がどこにあるか、を全て覚えられないと思うが、そこをちゃんと機械が補うという利用法はあると考えている」と述べた。

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