AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

AIを活用したスポーツ観戦の体験多様化の事例

2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催される。様々なスポーツで判定の正確性や公平性を求め、テクノロジーが用いられている。

一方で、スポーツ観戦にも様々なテクノロジーが導入されている。

本記事では、AIを活用した観戦体験の多様化に関する事例を紹介する。

自動撮影

NTT西日本とJHA、AIカメラを活用してハンドボール映像配信事業に関する実証実験を開始
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NTT西日本とJHA、AIカメラを活用してハンドボール映像配信事業に関する実証実験を開始

NTT西日本と公益財団法人日本ハンドボール協会(以下、JHA)は、AIを用いてスポーツの自動映像配信を実現するカメラシステムを手がけるPixellot Ltd.のAIカメラを活用したスポーツ映像配信事業に関する共同実証実験を2020年1月4日より実施することを発表した。

同実証実験は「2019女子ハンドボール世界選手権大会」の会場にもなった熊本県の山鹿市総合体育館にAIカメラを常設し、体育館で行われるハンドボール試合映像の自動撮影および配信をおこない、AIカメラを用いたスポーツ映像配信事業の有効性を確認する。

リアルタイム勝敗予測

電通など、AIを用いてサッカーの試合中に勝敗をリアルタイム映像から予測するシステム「AI11」を開発
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電通など、AIを用いてサッカーの試合中に勝敗をリアルタイム映像から予測するシステム「AI11」を開発

株式会社電通、データアーティスト株式会社及びTeam Twelve Inc.は、AIを用いてサッカーの試合中に勝敗をリアルタイム映像から予測するシステム「AI11(AI ELEVEN)」を開発、サービスを開始した。

同システムでは、Team Twelve独自のプレー評価ロジックを軸に、過去のEAFF E-1選手権など約480試合の試合データをディープラーニングで学習し、ボールや選手の動きなどから勝敗予測ロジックを構築した。

これにより、リアルタイムでの勝敗予測を実現し、試合と連動する形での観戦体験をテレビやウェブで提供する。

観戦体験を拡張する

KDDI他3社、スマートグラスや画像認識AIを活用した春高バレーの観戦体験を提供開始
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KDDI他3社、スマートグラスや画像認識AIを活用した春高バレーの観戦体験を提供開始

KDDI株式会社、株式会社KDDI総合研究所、株式会社運動通信社、株式会社アクロディアは、2020年1月5日から1月12日までの期間中に開催される「ジャパネット杯 春の高校バレー 第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会(以下、春高バレー)」において、バレーボールの観戦体験を拡張する「AUGMENT SPORTS」を体験できる取り組みを実施する。

画像認識AI技術を活用し利用者のバレーボールフォームを解析する「目指せハイスコア!センサーサーブゲーム」では、サーブフォームをカメラで録画・解析し、正しいフォームで打てているか判定を行う。

「縦画面バレーボール観戦」では、大会会場に設置された公式表示をAIが画像認識して自動でテロップ化された得点表示と合わせることが可能だ。

 

上記のようなテクノロジーを用いることで、認知度の高いスポーツだけではなく、多種多様なスポーツを観戦できるようになり、そのスポーツに関する情報を適宜提供されることで、スポーツ観戦の裾野は広がるのではないだろうか。

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