KDDI・ドイツテレコム他3社、日欧横断したアプリケーション実装へ向けMECを活用したPaaSの実証実験を開始

昨今、必要なデータのみをクラウドに送るネットワーク技術であるMECは、低遅延な5Gと組み合わせることで、XRを始めとする様々なユースケースでの活用が期待されている。

しかし、アプリケーション開発者などがMECを活用したグローバルサービスを提供する場合、各国の通信事業者との個別検証が必要となり、早期のサービス展開が困難だ。また、MECを用いたアプリケーションをグローバルへ展開するには、APIなどのミドルウェアを個別に構築・運用する必要があり、コスト増にもつながっている。

そこでKDDI株式会社、ドイツテレコム、MobiledgeX、Sturfee、Mawariは、通信事業者団体GSMAの推進する「Telco Edge Cloudトライアル」に参加し、日本と欧州を横断するMECを活用したPaaSの実証実験を開始する。

この実証実験では、MECを用いたXRアプリケーションの実装に必要となるVPS (Visual Positioning Service) や、XRコンテンツストリーミング技術をAPI/SDKとして利用可能とするPaaSを実現することで、アプリケーション開発者のグローバル展開を支援する。

KDDI・ドイツテレコム他3社、日欧横断したアプリケーション実装へ向けMECを活用したPaaSの実証実験を開始
実証実験概要図。
・KDDI: 全体推進、MECの提供および実証実験の実施。
・ドイツテレコム: MECの提供および実証実験の実施。
・MobiledgeX: KDDI、ドイツテレコムのMECへSturfee社のVPSおよび、Mawari社のバーチャルヒューマンのストリーミング技術を効率的に展開するソリューションの提供。
・Sturfee: MECを活用したXRアプリケーションの提供、およびMECへのVPS APIの展開。
・Mawari: MECへVPSと連携したバーチャルヒューマンのストリーミング技術の展開。

また、KDDIのクリエイティブチームである「au VISION STUDIO」が企画・開発したバーチャルヒューマン「coh」(パートナー: Aww Inc.) などのXRコンテンツの日欧横断での提供も検証する。

なお、アプリケーション開発者やコンテンツクリエイターなどが活用できるよう、API/SDKなどを「au VISION STUDIO」のウェブサイトに2021年10月以降公開するとのことだ。