2019年7月30日~31日、都内で「賃貸住宅フェア2019」が開催された。レポート2ではスマートホームのソリューションの展示をお伝えする。
レポート1はこちら。
日栄インテックのスマートミラーとスマートホームコントローラ
2018年3月にGMOクラウドと中国O-filmグループのShenzhen Atte Smart Tech Co.,Ltd.(Atte)と、スマートホーム事業領域における製品・サービスの企画開発、製造、販売展開において協業を合意した日栄インテック。
「賃貸住宅フェア2019」会場で日栄インテックが展示していたのは、スマートミラーを活用したスマートホームソリューションだ。
もともと日栄インテックではAndroid OSと連動し、天気やニュース・時刻・SNSなどをチェックしたり、Googleアシスタントを利用した音声検索ができるスマートミラーを開発していた。
今回の展示では、そのスマートミラーをスマートホームコントローラと連動させ、住居内の機器をミラー上で操作するソリューションが紹介されていた。連動して操作できるのは照明機器やカーテンのコントロール、音楽や動画の再生を行える。ミラーとコントローラの連動制御は、今後導入を進めていく予定とのこと。
展示会スタッフによれば、スマートミラーを利用した健康管理も考案中とのこと。具体的には映像脈波抽出技術(血液中のヘモグロビンが持つ緑色光を吸収する性質に着目し、血管の収縮・拡張に伴う反射の度合いを画像解析し、脈波信号を抽出、心拍数を推定する技術)を使った非接触型バイタルセンシングソフトウェアを導入し、心拍数を測れるようにするという。
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1986年千葉県生まれ。出版関連会社勤務の後、フリーランスのライターを経て「IoTNEWS」編集部所属。現在、デジタルをビジネスに取り込むことで生まれる価値について研究中。IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。