オフィスケイワン、橋梁メーカ3社と橋梁架設シミュレーションシステム「Sim-BRANE」を開発

オフィスケイワン株式会社は、橋梁BIM/CIMモデルによる架設計画を支援する橋梁架設シミュレーションシステム「Sim-BRANE」を開発した。

「Sim-BRANE」は、予め登録されたクレーンモデルを計画位置に配置し、操作パネルのスライダーを左右に動かすことで、ブームの起伏・旋回・伸縮の基本動作を再現することができるシステムだ。

地組みした橋梁部材を吊り上げて旋回し、架設が完了するまでの一連のキーフレーム登録・編集機能、定格荷重の安全率や、アウトリガー反力(JIS D 6301)の算出、シミュレーション結果のExcelシート一括出力機能が実装されている。

オフィスケイワン、橋梁メーカ3社と橋梁架設シミュレーションシステム「Sim-BRANE」を開発
左:キーフレームの自動補間イメージ 右:シミュレーションレポート

これにより、吊荷の過負荷や地盤の支持力不足によるクレーンの転倒リスクを可視化する。また、吊荷位置とクレーンの動作情報はすべて座標値で管理しているため、実際の施工現場での機材誘導や吊荷監視システムにも連携可能だ。

さらに、AutoCADのアドオンにより、従来の2次元CAD操作の延長線上で利用可能なほか、照査機能(干渉チェック支援、安全率、アウトリガー反力の算出)も搭載している。

動作環境はWindows10、11(64bit)で、AutoCADとExcelが必要なほか、ライセンス認証にインターネット接続が必要となっている。

なお、「Sim-BRANE」は、オフィスケイワンと、株式会社駒井ハルテック、株式会社IHIインフラ建設、川田工業株式会社の橋梁メーカ3社による共同開発システムだ。

今後は、オフィスケイワンより2024年1月を目途にサブスクリプションで販売が開始される予定だ。

無料メルマガ会員に登録しませんか?

膨大な記事を効率よくチェック!

IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。 また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。

そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。

  • DXに関する最新ニュース
  • 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
  • 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
  • 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ

など、多岐にわたるテーマが配信されております。

また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。

無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。 ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。

無料メルマガ会員登録