先日行われたソラコムの年次イベントDiscoveryのレポート第三弾はLTE-M Buttonと呼ばれる、Amazon Dashボタン(のようなもの)だ。
キーノートスピーチの檀上に、アマゾンウェブサービスジャパンの代表取締役社長 長崎忠雄氏が登場し、Amazon LTE-M Buttonについて説明した。
そもそもAmazon Dashボタンは、Wifi接続を前提としているので、Wifi環境のないところでは利用できない。しかし、LPWAの一種となるLTE-Mでの通信ができるようになると、セルラー通信さえ届けば設置場所を選ばなくなる。
例えば、ネットワークを外部に開放したくない工場で利用したり、Wifi環境のない店舗などでも利用することも可能になるだろう。
長崎氏によると、ヘルスケア、製造、スマートオフィス、ビルディングなどでの利用が見込まれているという。
世界でも、AT&Tに続き、2社目の対応となっていて、1年間で1,500回押せる前提で、価格は8,000円で提供するということだ。(初期は3,980円の特別価格で提供される)
ソラコムの特設サイトから事前申し込みが可能となっている。
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・ソラコムの新機能、「Krypton」「Lagoon」
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・Amazon DashのLPWA進化系、「SORACOM LTE-M Button」
参考 これまでのSORACOMの機能解説記事:
【前編】SORACOMが発表した新サービスは、なにがすごいのか? SORACOM Connected
【後編】SORACOMが発表した新サービスは、なにがすごいのか? SORACOM Connected
SORACOMの新サービス、”Door”と”Gate”でなにができるか? -SORACOM Discovery2016レポート
ソラコムの新サービス InventoryとJunction ーSORACOM Discovery2017①
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。