英会話教室を運営する株式会社イーオンと、KDDI株式会社およびKDDIデジタルデザイン株式会社は、教育とICTを組み合わせた「EdTech」を推進する共同プロジェクト「イーオン デジタルトランスフォーメーションAEON DX」(以下、AEON DX)の第2弾として「AEON NOTE」を全国スクールに2019年5月13日より導入する。
AEON DXは、英語力の上達を科学し、上達に向けた学習の効率化を目指す共同プロジェクトであり、イーオンは英会話力向上の為の指導的な知見による企画業務、KDDIはコンシューマ向け通信事業の知見による企画業務並びに、先進技術の導入、KDDIデジタルデザインはデジタル化のグランドデザイン及び開発を担う。
これにより、ビッグデータとアナリティクス技術を活用し、生徒の上達に向けた学習効率の最大化や英語学習を快適に行える場の提供のさらなる推進を目指す。現在、生徒の学習状況(自習やレッスン習熟度)と、英会話力の可視化を実現するため、データ収集、及びデータに基づいた最適な学習アドバイスを行うためのパイロット検証を推進中である。
AEON NOTEは、タブレット端末に表示されるアプリケーションで、生徒の自宅学習状況やスクールでのレッスンの進捗などをデータベース化し、取得したデータの分析結果に基づきレッスンやカウンセリングを生徒個別に最適化することができるという。イーオンが蓄積してきたノウハウに加え、ITやデータを活用することで、スクールスタッフの業務の高度化を図り、生徒への学習アドバイスやコミュニケーションの質の向上を図る。
さらに、生徒専用の自宅学習サポートサイト「イーオン・ネット・キャンパス」ならびに「イーオン・ネット・キャンパスアプリ」における学習状況をはじめ、レッスンの契約状況や出欠状況、生徒のレッスンの進捗などをデータベース化し、タブレット上でスタッフが閲覧できるようシステムを構築している。
これにより、コース進級やレッスン振替に伴う担当教師の変更・スタッフの異動があっても、生徒一人ひとりに寄り添った学習アドバイスやコミュニケーションを継続して行うことを可能とし、生徒のモチベーション向上や満足度向上にも繋げる。
2018年12月より全国のイーオン10校でパイロット検証を実施した結果、生徒への学習アドバイスや教師・スタッフからのよりタイムリーなコミュニケーションが見られ、生徒の満足度向上に繋がったことから、全国での導入を決定した。
今後は、レッスンの習熟度データや、学習アドバイス後の実績・成果などを活用することで、生徒の英会話上達に向けた学習効率の最大化を図る提案ができる見込みである。
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