株式会社ソラコムは、「SORACOM IoTストア」にて、IoTゲートウェイ「SmartFitPRO Standard + Analog」とSORACOM IoT SIMがセットになったスターターキットの提供を、2024年2月28日から開始すると発表した。
「SmartFitPRO」シリーズは、センサおよびコントローラーメーカの旭光電機株式会社により開発された、接点入出力のインタフェースを持つIoTゲートウェイだ。低消費電力が特徴のセルラー通信規格LTE-Mに対応しているほか、長辺が10cmと小型で制御盤等に設置しやすいのが特徴だ。(トップ画参照)
今回発表された「SmartFitPRO Standard + Analog」は、8系統の接点入力に加え、4系統のアナログ入力(4-20mA)を備えている。
これにより、アナログ出力にのみ対応している流量計、制御弁、圧力計等の産業用設備などが稼働している製造業の現場でのデジタル化を支援する。
また、デバイスは計測方式で、専用のツールから送信間隔などのパラメータを設定することで、プログラミング不要で使用可能だ。
加えて、IoTプラットフォームSORACOMへの接続も初期設定済みで、パソコンからのログイン情報入力だけでSORACOMの回線管理やオプションサービスを利用することができる。
さらに、デバイスの使用法を解説した手順書、IoTレシピ「センサーのアナログ信号をクラウド連携」も同時に公開するとのことだ。
同社のIoTストアでは、実用性が実証されたIoTデバイスを取り扱っている。そして、IoTを初めて体験する利用者をサポートするため、具体的なIoTの使用シーンを想定し、必要な機材一覧と開発方法を詳述した手順書「IoT DIYレシピ」を無料公開している。
公開されたレシピ「センサーのアナログ信号をクラウド連携」は、「SmartFitPRO」のアナログ入力信号対応版「SmartFitPRO Standard + Analog」を使って、アナログ入力信号をAWSのデータベースサービス「Amazon DynamoDB」に保存する手順を紹介するもので、産業用設備の管理に活用できる。
なお、「SmartFitPRO Standard + Analog」スターターキットの定価は税込、送料別で54,780円となっている。
ソラコムは今後も、IoT導入を支援するデバイスや「IoT DIYレシピ」のラインナップを強化していくと述べている。
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