株式会社ハウディは、東京大学情報基盤センターとの共同研究により開発した、実験機器向けデータ転送IoTデバイス「RxT-01」の販売を開始する。
同製品は、非ネットワーク環境下の大型実験機器から得られる大容量データを、安全かつ高速にクラウドへ転送することを可能にするデバイスだ。
非ネットワーク環境下の実験機器に同デバイスを接続することで、研究データ基盤などのクラウドへのデータ転送を実現する。

データ転送技術は、東京大学情報基盤センターの華井雅俊特任助教が開発した独自の技術だ。IoT技術と認証技術との組み合わせにより、安全性と転送速度を両立している。
互換性に関しては、WindowsXPから最新OSまで対応しており、既存の実験機器資産を活用することが可能だ。なお、機器の型番や製造年月は問わない。
同製品のプロトタイプは、すでに東京大学内の40台以上の大型実験機器に導入され、約1000名の研究者による実証実験が実施されている。
この過程で得られたフィードバックを製品開発に反映し、研究現場で求められる「正確性」「堅牢性」「安全性」を追求したのだという。
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