株式会社センシンロボティクスは、「屋内点検ソリューション」においてデバイス開発し、このデバイスを加えた新たなサービスを2023年12月より提供開始する。
このデバイスは、同社が株式会社竹中工務店と株式会社アクティオとともに共同開発し、JP Drone株式会社の開発協力により設計・製造を行った、高所や暗所、狭所の屋内点検ソリューションだ。
これまで、屋内や閉鎖空間でドローンを用いてデータを取得するには、位置情報が取得できないことで機体が安定しないという課題があり、限られた技能者による操作が必要であった。
そこで今回のデバイスでは、非GPS環境対応のコンパクトなドローンとセンサを用いたポジションホールド機能により、安定した操作を実現しているのだという。
このデバイスを用いることで、屋内においてGPSが入らない環境での高所アプローチが可能になり、建設現場やプラントの目視点検の代替、また暗所に強い特徴を活かしタンク・サイロ・トンネルなどの点検を支援する。

なお、センシンロボティクス、竹中工務店、アクティオ、株式会社カナモトが共同開発した、BIM上で飛行ルートの作成や機体の自己位置を表示することで、GNSSを取得できない屋内環境自動におけるドローンの自動飛行を実現するサービス「BIM×Drone(ビム・クロス・ドローン)」においても、今回のデバイスが採用されている。
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