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クアルコム、コネクテッドカー向けにBLEやCANに対応した通信チップと3GPP準拠のトライアルに向けたコンソーシアムの結成を発表

株式会社クアルコムはラスベガスで開催されている家電・IoT関連展示会「CES 2017」にてコネクテッドカー向けの新サービスについて発表を行った。

通信チップセットSnapdragonがフォルクスワーゲンの次世代自動車に搭載

クアルコムは、インフォテインメントシステム向けQualcomm Snapdragon 820Aプロセッサー、コネクテッドカー・テレマティクス向けのSnapdragon X12・X5 LTEモデムを含むクアルコムのチップセットが次世代のフォルクスワーゲン社の自動車に搭載されると発表した。

X12・X5 LTEモデムを搭載したフォルクスワーゲン社の自動車は2018年に、Snapdragon 820Aプロセッサーを搭載した自動車が2019年に、発売される見込みとなっている。

Snapdragon 820Aはクアルコムの最新の自動車向けグレードのプロセッサーで、14nmFinFETプロセス、クアルコム独自の64ビットQualcomm Kryo CPUなどを搭載し、ソフトウェアアップデートによりインフォテインメントシステムのアップグレートが可能になる。X5 LTEモデムはCategory 4をサポートし、X12LTEモデムはグローバルにキャリアアグリゲーションをサポートしダウンロード最大600Mbps・アップロード最大150Mbpsをサポートしている。

コネクテッドカー向けリファレンスプラットホーム

クアルコムは最大1GbpsのダウンロードスピードをサポートするQualcomm SnapdragonX16モデムを搭載したコネクテッドカーリファレンスプラットフォームを発表した。

このリファレンスプラットフォームにより、自動車メーカーは、現在の自動車に求められるWi-Fi 802.11ac、Bluetooth 4.2、Bluetooth Low Energy4.2、GNSS、DSRC/802.11p、Cellular V2X、Automotive Audio Bus(A2B)、Controller Area Network (CAN) 、Local Interconnect Network(LIN)インターフェース などの幅広いワイヤレス・ネットワーク技術を統合することが可能となる。また、このプラットフォームにはX16LTEモデムの北米向け及び欧州を含む他地域向けのモジュールリファレンスデザインが含まれており、自動車メーカーは開発・商用化を加速することが可能になるという。

Qualcomm Snapdragon X16モデムを搭載したコネクテッドカーリファレンスプラットフォームは2017年前半に提供開始予定となっている。

3GPP Release14に基づいたトライアルを実施するコンソーシアムを結成

クアルコム、アウディ社、エリクソン社、SWARCO Traffic Systems社、カイザースラウテルン大学(University of Kaiserslautern)は、3GPP Release14に基づく初のCellular-V2X (C-V2X)のトライアルを実施するコンソーシアムConnected Vehicle to Everything of Tomorrow (ConVeX)の結成を発表した。

ConVeXコンソーシアムは、参加企業及びドイツ連邦交通・デジタルインフラストラクチャー省(German Federal Ministry of Transportation and Digital Infrastructure (BMVI))によって共同設立され、トライアルは、Vehicle-to-Vehicle (V2V)、Vehicle-to-Infrastructure(V2I)、Vehicle-to-Pedestrian (V2P)の直接通信、Vehicle-to-Network (V2N)の広域通信を中心に行われ、2017年に開始される予定だ。

【関連リンク】
クアルコム(Qualcomm)

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