ラトックシステム、あとづけで設備をIoT化し遠隔監視を可能にする「IoT通信キット」を提供開始

ラトックシステム株式会社は、既存の設備にIoT機能をあとづけできる「IoT通信キット」の出荷を、2023年8月上旬より開始する。

「IoT通信キット」は、既存設備の入れ替えや通信設備の敷設なしに、無線化とクラウド接続を実行するIoTソリューションだ。

各設備からの入力信号をWi-SUN通信(Sub-GHz帯)で無線化し、ゲートウェイで集約。キャリア回線を使ってクラウドに自動送信する。

ラトックシステム、あとづけで設備をIoT化し遠隔監視を可能にする「IoT通信キット」を提供開始
「IoT通信キット」の概要図

「IoT通信キット」に含まれるものは、無線化ユニット、ゲートウェイ、クラウドへの通信回線まで込みで提供される。サンプルアプリで警報の通知受信がはじめられるほか、プログラム作成に必要な仕様書の提供にも対応。RS-485通信によるリモート制御などの構築も可能だ。

ラトックシステム、あとづけで設備をIoT化し遠隔監視を可能にする「IoT通信キット」を提供開始
スマホ用のサンプルアプリの画面イメージ

入出力ポートは無電圧接点に加え、パルスや4-20mA、RS-485を搭載し、幅広い機器と接続することができる。ユーザがプログラムを作成することで、構築済みのクラウド環境を活用したさまざまなシステム開発が可能だ。

プログラム作成に必要な情報は、NDA締結の上、APIゲートウェイ仕様書を提供。ユーザ用に設定済みのAWSクラウドを通して、IoTシステムの構築を行う。

ゲートウェイには、最大12台のユニットが接続可能で、通信距離は中継器経由で見通し最大1000m。システムの構成や配置変更にも対応する。設備からクラウドまではインターネットが介在せず、セキュリティ面も考慮されている。

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中継器を活用した場合の構成図

ゲートウェイには、2年分のライセンスが標準でついており、ライセンス使用料には回線契約・クラウド使用料が含まれている。サンプルアプリ使用時はAWS使用料もライセンス料金に含まれる。

3年目以降は、ゲートウェイ1台ごとのライセンス使用料は、税別年間15,000円で、1年のほか、3年・5年ライセンスも提供される。

なお、「IoT通信キット」は、2023年8月2日より3日間、東京ビッグサイトにて開催される「第2回 国際発酵・醸造食品産業展」のラトックシステムブースにて展示される。

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