Qsol株式会社は、受注から材料仕入、製造、出荷、売上、在庫、原価計算、改善に対応する製造業向け基幹システム「GROTRY(グラトリー)」を、2023年10月から発売する。
「GROTRY」は、カスタマイズできる生産管理や販売管理の機能に加えて、AIスケジューラやIoT連係、スマートウォッチ連係、ダッシュボードなどの独自機能を備えたシステムだ。
AI スケジューラでは、Qsolの独自AIが生産計画を自動で立案し、製品納期や設備負荷、過去の計画傾向から「生産計画(何を、いつ、どれだけ生産するか)」を自動で作成する。
IoT連係では、各種センサを用いて設備の稼働情報を収集し、工場内にある設備の稼働データ(温度、電流、 振動数など)をリアルタイムに取得。各工程の進捗状況を可視化する。
スマートウォッチ連係では、プッシュ機能によるリアルタイムでの作業指示や作業実績管理に加えて、作業員の心拍データや環境センサの情報から体調変化を把握する。
ダッシュボードでは、1つの画面に管理部門からの「お知らせ機能」や担当者同士でやりとりできる「コメント機能」、設定した期限を知らせる「アラート機能」、見たいデータを個別設定できる「お気に入りデータ機能」を集約している。
利用例としては、組立加工業における、品目毎の主な情報(作業手順や使用機械、使用部材など)に基づいた、各工程の生産能力に合った生産計画の立案や、製造設備からの実績データを収集することでの中間加工品や仕掛品の管理のほか、精密機器製造業での正確な原価管理や、食品製造業でのトレーサビリティ管理が挙げられている。
なお、Qsolは、10月17日から千葉県の幕張メッセで開催されるCEATEC2023に「GROTRY」を出展する予定だ。
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