Airion株式会社と長野オートメーション株式会社は共同で、設備製作におけるAI活用プロジェクトを開始した。
まずは、設備の動作を制御するPLC(プログラマブルロジックコントローラ)のラダープログラミングを自動化するAI開発に着手するという。
このプロジェクトでは、生産設備の図面情報をAIで読み取り、その情報を基にラダープログラミングを自動生成することを目指している。なお、ラダープログラムの基礎部分は、予め設定されたデータベースから該当する要素を抽出して生成する。
また、すでに蓄積されたラダープログラムデータを活用し、LLM(大規模言語モデル)を用いてプログラムのチューニングを実施する。
両社は、プロジェクトの目的について、「エンジニアの思考に伴ったラダープログラミングをAIがサポートすることにより、エンジニアの作業負担軽減や、時間短縮とリソースの有効活用を実現することだ」としている。
今後は、開発したAIの精度向上に向けた取り組みを実施し、学習データを継続的に収集するのだという。
また、PLC専用ソフトウェアとの連携機能の実装を予定しており、現場での適用を順次拡大していく計画だ。
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