超高齢化社会において、健康寿命を延伸し、医療費増大を抑制するためには、医療・ヘルスケアのイノベーションが不可欠だが、ICTを効果的に活用することで、病気の発症と重篤化の防止、効果的で効率的な診断・治療、適切できめ細かなフォロー・介護が期待されている。また、昨今のオンライン診療の規制緩和等により、インターネット上での医師と患者のコミュニケーションや、医療情報の行き来が今後より活性化していくことも想定される。
しかしながら、デジタル医療・ヘルスケアサービスにおいては、機密性が高くセンシティブな情報を取り扱うケースが多いため、システム面・運用面ともに高いセキュリティ体制が求められる。
GMOグローバルサイン株式会社と、デジタルヘルスサービスの開発・事業化、流通・販売、医療連携型オンライン医療支援等をワンストップで提供するドクターズ株式会社が提携し、デジタルヘルスサービスにおけるオンライン本人確認とセキュアな運用環境を実現する、医療用電子証明書・電子認証サービス「ドクターズDX security」を開発し、提供を開始した。
ドクターズDX Securityは、GMOグローバルサインのSSLサーバ証明書やアクセス認証、電子署名・ID管理等の各種セキュリティ技術を採用しており、サービス接続認証と安全なオンラインでの本人確認、診療情報や決済情報の安全な送受信、診療明細書や処方箋の改ざん、なりすまし防止などの機能が実装されている。
ドクターズDX Securityを活用することで、ドクターズのデジタルヘルスサービスを利用する企業は、Webサイトやメール、ドキュメントのセキュリティ対策を行えるようになるのに加え、IoTデバイスやソフトウェアのセキュリティ強化、オンライン本人確認の実装等を一体的に実現できるようになる。
今後、ドクターズが提供するオンライン医療支援プラットフォーム「Doctors Station」にドクターズDX Securityの組込みを進める予定としている。
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