内田洋行ビジネスITフェア2024

palanとKDDIがWebAR配信技術で提携し、AR撮影からコンテンツ作成までを行うサービスを提供

KDDI株式会社は、2022年10月からフライヤーや雑誌などの紙媒体にスマートフォンをかざすと、3D化した出演者が登場し、360度好きな角度から見ることができる「飛び出すAR」の提供を開始している。

これまでの「飛び出すAR」は、出演者の表示のみにしか対応しておらず、また、表示サイズ・位置などを変更するにもプログラムのコード修正などが必要だった。

そうした中、株式会社palanとKDDIは、人物の動きを衣装も含めてそのまま3Dスキャンしてデジタル化するボリュメトリックビデオを、ウェブブラウザ上でAR表示する「WebAR」の配信技術で提携し、「飛び出すAR」の撮影からコンテンツ作成までを一気通貫で提供する「飛び出すAR supported by palanAR」の提供を開始する。

「飛び出すAR supported by palanAR」は、「ボリュメトリックビデオの撮影」「データ制作」「体験環境構築」をパッケージで提供するサービスだ。

palanの誰でも簡単にWebARを作成できるノーコードAR作成サービス「palanAR(パラナル)」を、「飛び出すAR」のコンテンツの制作フローに追加し、出演者の表示に加えた。これにより、他の3Dオブジェクトや画像を表示するなどの企業の要望に応じた変更をスムーズに行えるようになった。

palanとKDDIがWebAR配信技術で提携し、AR撮影からコンテンツ作成までを行うサービスを提供
「飛び出すAR supported by palanAR」の利用イメージ

さらに「palanAR」はオンラインツールのため、企業とウェブ会議でつなぎながらコンテンツの変更・確認をすることも可能だ。

ボリュメトリックビデオの撮影は、株式会社クレッセントのDigi-Castスタジオを利用することができる。

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