株式会社ローソンの現地子会社である大連羅森便利店有限公司と松下電器(中国)有限公司(以下、パナソニック)は、中華人民共和国遼寧省大連市中山区解放路に、アフターコロナ、SDGsに対応した店舗「ローソン大連青泥窪橋旗艦店」をオープンした。
ローソンとパナソニックは、中華人民共和国上海市に、省エネ・省CO2化を目指す環境配慮モデル店舗「ローソン七莘路1010号店」を2021年4月に開店している。
今回オープンするローソン大連青泥窪橋旗艦店では、ローソン七莘路1010号に設置しているパナソニックの省エネ・省CO2最新設備に加えて、新たに専用のアプリで注文した商品が受け取れるIoT非対面ロッカー、商品・広告等の情報を表示するデジタルサイネージ、学校に寄贈する本寄贈ボックスの設置や、パナソニックの中国の植物工場で生産された水耕栽培野菜の販売を行う。中国のローソンで、ロッカーとデジタルサイネージを設置するのは初めての取り組みだという。
店舗の外壁面に設置するIoT非対面ロッカーは、専用のアプリで注文した商品を店内で人と接触せずに受け取れる設備だ。ディスプレイ13台とプロジェクタ1台を活用するデジタルサイネージでは、クラウド経由でコンテンツの配信・管理が可能で、広告配信モデルの検証を行う。同店舗で発売する野菜の一部は、パナソニックの中国の工場で農薬不使用、低細菌環境下で生産されている。
その他、売場の冷蔵商品ケースの室外機へのGWP(地球温暖化係数)の低い冷媒R448Aを使用した冷凍機の導入や、高効率LED照明、セルフサービスの新型電子レンジ、パナソニックの独自技術「ナノイー」発生器を搭載した業務用エアコンや、空間除菌脱臭機「ジアイーノ」で店内の脱臭・除菌、省エネ実行支援システム等を採用することで、電気使用量とCO2排出量ともに約2割の削減(2015年度の標準的な店舗対比)を目指すとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。