ソフトバンクロボティクス、配膳・運搬ロボット「Servi」を販売開始

ソフトバンクロボティクス株式会社は、配膳・運搬ロボット「Servi」の販売を開始した。

Serviは、飲食店やホテル・旅館、小売店などで従業員と共に働くことを目的に開発された配膳・運搬ロボットで、店舗の業務効率化や顧客満足度の向上に加えて、来店客との直接的な接触を削減するなど、ニューノーマル時代に合った使い方が可能だ。主に以下の3つの特長がある。

  1. スムーズかう安全な移動性能
  2. 3DカメラやLiDARなど高性能の各種センサーを装備しているため、スムーズかつ安全な移動を実現した。前方死角なしで、人はもちろん、靴やかばんなど小さな物を避け、料理などを安定的に運ぶ。60cmの狭い通路も通り抜け可能で、人とのすれ違いもスムーズだ。

  3. 導入ハードルが低く、操作もシンプル
  4. テーブルや天井に目印などを設置する必要がないため、容易に導入できる。目的地を選んでタップするだけのシンプルな操作で、指定した場所へ自動で移動する。配膳・運搬後は重量センサーが料理などが受け取られたことを検知して自動で戻る。

  5. 実店舗での使いやすさを追求
  6. 360°どこからでも料理などの運搬物を載せられ、総積載量も最大30kgと重い食器や複数の料理なども一度に配膳することが可能だ。さらに、複数の目的地の巡回機能で商品の訴求をしたり、遠隔で操作したりもできるなど、お店のシチュエーションに合わせて柔軟に活用できるとのこと。

2020年9月の発表以降、全国のさまざまな店舗でServiの実証実験を実施し、すでにファミリーレストランや焼き肉、ラーメン、定食、回転寿司などのチェーン店、ファインダイニングなど、幅広い飲食業態での導入が決定している。さらに小売店や、宿泊、商業・娯楽、倉庫、オフィスなど、さまざまな施設での導入も始まっており、これまでに約100ブランドでの導入が決定しているという。

今後、スープなどの不安定な提供物をより安定して運搬するための「アシストプレート」、遠くからでも操作が可能な「遠隔コントロールタブレット」、下げ膳を補助する「バスケット(上段用・下段用)」などのオプション品も提供していく。さらに、下げ膳時などに活用できる積載重量を検知して自動で指定の場所へ戻る機能の追加や、ビールなどのドリンクの運搬を補助する「ドリンクホルダー」といった新たなオプション品も展開する予定とのことだ。

なお、Serviの販売価格は、3年レンタルプランで月額料金99,800円(税別)となっている。

【関連記事】
ソフトバンクロボティクス、飲食店向け配膳・運搬ロボット「Servi」を発表

無料メルマガ会員に登録しませんか?

膨大な記事を効率よくチェック!

IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。 また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。

そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。

  • DXに関する最新ニュース
  • 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
  • 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
  • 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ

など、多岐にわたるテーマが配信されております。

また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。

無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。 ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。

無料メルマガ会員登録