ボッシュセキュリティシステムズ株式会社と株式会社ブレインパッドは、マーケティング領域での連携サービス(*1)第一弾として、セキュリティカメラから得られる画像データを活用した、CRMソリューション「おもてなしサポートシステム」を提供する。
「おもてなしサポートシステム」は、ボッシュセキュリティシステムズのセキュリティカメラに搭載された来店者の顔画像切り出し機能と、マイクロソフトのAIソリューション「Microsoft Azure Cognitive Services(*2)」を活用し、来店頻度、過去に立ち寄った売場、商品購入の有無などを個人情報に配慮した上で取得。そして、取得したデータから来店者の行動をスコア化し、接客をする際に役立つ情報とともに店頭スタッフや情報端末、セルフ決済端末などへ送信することで、接客の高度化を支援するという。
さらに、取得したデータを分析することで、「来店のみで購入に至らなかった顧客にはどのような特徴があるのか」「曜日・時間帯によってリピート顧客や来店顧客の属性に変化はあるのか」といった“最新の売場状況”を把握したり、分析結果を会員カード情報と連携することで、より詳細な行動の把握や、メール配信・アプリプッシュ通知、SNSなどを用いたマーケティング施策にも活かすことが可能だという。
同ソリューションの導入にあたっては、改正個人情報保護法に配慮し、顧客への告知方法やデータ管理・運用などに関するコンサルテーションおよび導入支援を行う予定。
今後、両社は店舗やショールームを運営する小売・流通企業を中心に、同ソリューションの提案を行い、デジタルマーケティングを包含したオムニチャネルマーケティング・プラットフォームの提供を推進していくとしている。
(*1)ボッシュセキュリティシステムズ、監視カメラのデータを活用したマーケティング・サービスの提供に向けブレインパッドと連携
(*2)Microsoft Azure Cognitive Services(マイクロソフトアジュールコグニティブサービス)とは、Microsoft Azure上で利用できる、画像認識・自然言語処理などを行うAI関連機能群の総称。
【関連リンク】
・ボッシュセキュリティシステムズ(Bosch Security Systems)
・ブレインパッド(BrainPad)
・マイクロソフト(Microsoft)
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