DXYZ株式会社とxID株式会社は、DXYZが提供する顔認証プラットフォーム「FreeiD」と、xIDが提供するマイナンバーカードに特化したデジタルIDソリューション「xID」を連携することを発表した。この連携により、マイナンバーカードと顔認証サービスを結びつける。
これまでDXYZが提供する「FreeiD」は、1度の顔登録で利用可能で、マンションやオフィス、保育園での顔認証サービス提供に加え、自治体による住民サービスの顔認証提供も検討していた。
一方、「xIDアプリ」は、マイナンバーカードと連携し、本人確認、本人認証、電子署名を手軽に行えるデジタルIDアプリだ。初回登録時にマイナンバーカードの署名用電子証明書をスマホのNFCで読み取り、本人確認を行ってIDを生成する。
今回、「xID」と「FreeiD」の連携により、マイナンバーカードに登録された基本4情報(住所・氏名・生年月日・性別)を活用した住民サービスを、顔だけで利用できるようになる。
事前登録時に「xIDアプリ」を利用すれば、市役所窓口での在住確認が不要になり、施設では受付の省人化・無人化や利用状況の見える化、持ち忘れ時のトラブル防止等が可能になる。
また、DXYZとxIDは、京都府亀岡市と共に、亀岡市内の子育て関連施設で「マイナンバーカード連携 顔ダケで、市民サービス」顔認証受付の実証事業を、2024年2月1日から開始する。
この実証事業は、DXYZが亀岡市の「サンガスタジアム・イノベーション・フィールド実証支援事業」の下で2022年度より採択され、2023年10月から12月まで実施した「顔ダケで、市民サービス」の継続として行われる。今回の実証事業では、在宅でも在住確認が可能になり、市民全員が顔認証受付を利用できるようになる。
今後、DXYZとxIDは、マイナンバーカードの連携を通じて、受付での本人確認だけでなく、バスやタクシーでの優待、クーポンの利用、地域通貨の決済など、様々な市民サービスを顔だけで利用できるよう協業を推進する予定だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。