北海道大樹町・SPACE COTAN・東京建物、「北海道スペースポート」を核にした宇宙のまちづくりへ

北海道大樹町とSPACE COTAN株式会社は、2021年4月から、「北海道スペースポート(以下、HOSPO)」を本格稼働させ、民間等のロケットやスペースプレーンの打上げのための設備を整備している。現在は新たな人工衛星用ロケット発射場「LC-1(Launch Complex-1)」と、滑走路延伸工事を進行中だ。

こうした中、ロケット打上げ見学場等の関連施設、エンジニアや研究者等の住宅や宿泊施設、ロケットの工場等が集まる工業団地等の整備、スペースポート周辺のまちづくりの取り組みが重要性を増している。

そして今回、大樹町とSPACE COTAN、東京建物株式会社の三者は、2024年1月26日に「宇宙版シリコンバレーの実現に向けた包括連携協定」を締結した。

この協定の締結により、HOSPOを核としたまちづくりと、北海道における航空宇宙産業の集積「宇宙版シリコンバレー」の早期実現、地域活性化を目指す。

具体的な連携および協力の内容としては、宇宙港及び関連施設の整備、宇宙港を中心としたまちづくり、宇宙版シリコンバレーの実現に関することなどが挙げられている。

SPACE COTANの代表取締役社長兼CEOである小田切義憲氏は、「今回の締結を機にプロジェクトを加速させ、アジアの宇宙ビジネスの中核拠点化を目指して邁進する。」と述べている。

(トップ画:左から東京建物 取締役常務執行役員 神保健氏、大樹町長 黒川豊氏、SPACE COTAN 取締役兼CMO 中神美佳氏)

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