株式会社WiseVineは、自治体向け予算編成・経営管理システム「WiseVine Build&Scrap」(ワイズバイン ビルド&スクラップ:以下、BnS)の一部機能を、愛媛県で先行リリースしたと発表した。
「BnS」は、WiseVineと愛媛県が共同で開発した予算編成・経営管理システムだ。予算編成基盤による事業の一元管理と可視化により、データに基づく自治体経営を支援する。
具体的には、予算査定の各段階の資料を要素分解してデータとして蓄積し、横展開を可能にする。これにより、関連情報を探す手間を削減する。
また、ワークフローを電子化することで、予算編成や執行管理にかかる「通知」「決裁」「回収」「集計」の工数を削減するほか、過去のやりとりがシステム内に記録されることで検索できるようにしたり、履歴機能により様々な職員の修正結果を統合したりすることが可能だ。

他にも、事業を比較し差分を表示するといったことや、複数の検索条件を組み合わせた検索や複数年度を視覚的に比較することが可能なほか、必要な情報を整理して表示したり、KGI・KPIツリーによる首長の重みづけをしたりすることも可能だ。

愛媛県では、2021年度からオール県庁体制による業務改革プロジェクトを開始しており、「BnS」は、このプロジェクトを遂行するシステムとして、WiseVineが開発・保守・運営を受け持つ形だ。
今後WiseVineは、「BnS」によって愛媛県の行政改革を推進し、全国の地方自治体への展開を目指すとしている。
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