株式会社YDKテクノロジーズは、同社が提供している「IoT多点観測システム」において、国土交通省が掲げる社会資本整備重点計画の水門・樋門・樋管の遠方監視に最適なインターフェースの拡充を行い、2024年12月1日から発売すると発表した。
「IoT多点観測システム」は、河川やため池の増水、市街地への浸水状況を見える化し、自治体職員の災害対策に必要な情報を提供す流サービスだ。また、同社のカスタマーセンターで観測機器を常時監視し、システムの維持管理を代行する。
「IoT 多点観測システム」は、水位・雨量・カメラ監視の機能を搭載しているが、今回、インターフェースの拡充により、ゲート操作の判断支援が可能となった。
具体的には、入力センサの2ch化と近接スイッチ接続追加により、水位計、近接スイッチが最大2台接続可能となり、水門の内外水位や開閉状態など、樋門・樋管のスライドゲート、フラップゲートの遠隔監視が低コストで実現することができる。
また、警報出力追加により、水位が警報水位超過時には、回転灯や表示灯で現地に警報を発報する。
さらに、見える化システム(関連製品)と組み合わせることで、パソコンやスマートフォンのWebブラウザを用いて、収集した観測データの閲覧や一般公開が可能だ。
カスタマーセンターでは観測機器を常時監視し、機器異常の予兆や機器の故障を検出した場合はアラート発生により状況を把握することで、直ちに対策を講じることで長時間の欠測を防ぐ。
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