渋谷区観光協会の主導により、経済産業省の「IoTを活用した新ビジネス創出推進事業(IoT活用おもてなし実証事業)」が渋谷区でスタートする。
経済産業省の「IoTを活用した新ビジネス創出推進事業(IoT活用おもてなし実証事業)」は、IoTでサービス事業者同士が情報を共有・活用して質の高いサービスを提供できる仕組み「おもてなしプラットフォーム」を構築し、2020年までに社会実装することを目指す取り組みだ(詳細はこちら)。
渋谷区での実証事業は、渋谷区観光協会が平成28年度より開始したスマホ向けアプリ「PLAY! DIVERSITY SHIBUYA」をアップデートし、IoT活用おもてなし実証事業で仕組みを構築している「おもてなしプラットフォーム」との接続に加え、英語対応や情報のレコメンデーション機能を搭載。
また、渋谷区の各エリアに1,000個以上のBeaconを設置し、PLAY! DIVERSITY SHIBUYAのお知らせ機能として活用するだけでなく、一般のサービス事業者にも開放することで街の回遊と交流を促進するアイディアを募集する。
さらにはバーチャルBeacon機能を搭載した観光サイネージアプリ「JOYin SHIBUYA」をタブレットにインストールし、渋谷区の50箇所に設置予定だ。
なお同実証では、渋谷区の観光客の動態データを集積し、データの見える化も行う。渋谷区観光協会では、同データを元に渋谷区の観光おもてなしサービスを向上させていく狙いだ。
同実証事業の参画企業は以下の通りだ。
代表機関:
・渋谷区観光協会(Shibuya City Tourism Association)
・博報堂(Hakuhodo)
参加企業:
・日本電気(NEC)
・オープンエイト(OPEN8)
・キュレーションズ(curations)
・シブヤテレビジョン(Shibuya Television)
・大日本印刷(DNP)
・Tangerine
・東急エージェンシー(TOKYU AGENCY)
・東急メディア・コミュニケーションズ(TOKYU MEDIA COMMUNICATIONS)
・オラクル(Oracle)
・株式会社EVERYDAY IS THE DAY
・ぴあデジタルコミュニケーションズ(Pia Digital Communications)
・レノボ(Lenovo/聯想集団)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。