NECソリューションイノベータは11月30日、グローバル測位サービス株式会社(以下、GPAS)に資本参加したと発表した。
近年、農業や建設業、防災などの分野において、高精度な位置情報の利用機会が増加しており、その需要は、海外・海洋を含めたグローバルエリアへと拡大している。
日本においては、本年10月10日の「みちびき4号機」(準天頂衛星)打ち上げ成功により、2018年度から4機体制による位置情報に関するサービスが開始されるため、高精度な位置情報を活用したさまざまなサービスの創出に、更に期待が高まっている。
同社は、センチメートル級のグローバル精密衛星測位サービスの事業化を目指すGPASへの資本参加により、自動車や農機・建機の自動運転、海洋および気象観測等のグローバル展開を支える基盤技術の確立に向けた同社の取り組みに貢献していくとしている。
GPASの概要は以下のとおりだ。
- 会社名:グローバル測位サービス株式会社(Global Positioning Augmentation Service Corporation)
- 所在地:東京都中央区銀座八丁目17番5号 アイオス銀座504号
- 代表者:小澤秀司
- 設立:2017年6月15日
- 出資会社:日立造船株式会社、株式会社日本政策投資銀行、株式会社デンソー、日立オートモティブシステムズ株式会社、日本無線株式会社、NECソリューションイノベータ株式会社、古野電気株式会社
- 事業内容:センチメートル級の精密衛星測位サービスの事業化に向けた実証実験など
【関連リンク】
・グローバル測位サービス(GPAS)
・NECソリューションイノベータ(NES)
・日立造船(Hitz)
・日本政策投資銀行(DBJ)
・デンソー(DENSO)
・日立オートモティブシステムズ(Hitachi Automotive Systems)
・日本無線(JRC)
・古野電気(FURUNO ELECTRIC)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。