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ウィズコロナ・アフターコロナ時代にロジスティクスが取るべき戦略-Hacobuオンラインセミナーレポート

コロナ対応で物流業界が取るべき戦略

新型コロナによる変化に対して、物流業界はどのように対応するべきなのか。その点については、短期的な観点と、中長期的な観点に分けて以下のような説明があった。

短期的に取り組むべきチェックリスト

まず、短期的に取り組むべき事として、佐藤氏から下記写真のような「チェックリスト」が紹介された。

新型コロナへの短期的な対応として、物流業界がすべきことの「チェックリスト」
新型コロナへの短期的な対応として、物流業界がすべきことの「チェックリスト」
「チェックリスト」の内容は大きく3つの観点に分かれている。1点目は、従業員から感染を守る対策、外部からウイルスを持ち込ませない対策、欠員が生じた場合の対策といった、「モノの供給を止めないためにすべきこと」という観点だ。

2点目は、正確な需給を捉える事や、物流施設のキャパシティを捉える事といった、「欠品を最小化するためにすべきこと」という観点だ。これについては「物流センターのキャパシティを超えたオーダーが入ってしまうと、物流が全て停止するリスクにつながる。物流をマネジメントする方には、この点を含めて対応してもらいたい」と佐藤氏は意見を述べた。

3点目は、従業員の体温管理やトラックの動線把握といった、「感染時に経路を正しく報告するためにすべきこと」という観点だ。

中長期的には、データの取得、シェアリングエコノミー、人材育成が重要

中長期的に取り組むべき事については、佐藤氏が以下の3点を説明した。

1点目は、生産拠点の変化や、物流ネットワークの変化に対応するために、デジタルデータを取得できる体制を整えておく事だ。

2点目は、物流施設の共同利用といったシェアリングエコノミーの観点を経営者が持ち、ネットワークの変化に莫大なコストをかけずに対応できるようにする事だ。

3点目は、デジタル化やネットワークの柔軟な変更に取り組む事ができる人材を育てておく事だ。

また、野田氏は中長期的な取り組みについて、「サプライチェーンを最適化する上で、今の状態を可視化していく事にまずは取り組むべきだ」と意見を加えた。

佐々木氏は「現状が掴めなければ対策も打てない。現在のロジスティクスは、現場力は高いが、全体的に俯瞰してハンドリングしていくための情報がなかなか統合されていない。短期的にはチェックリストにあったような対策をしつつ、情報を可視化して集め、変化へ柔軟に対応することが重要だ」と述べて、ディスカッションを総括した。

Hacobuのコロナ対策支援

セミナーでは、現在Hacobuが取り組むコロナ対策支援について紹介があった。同社は以下の3点について、2か月間の無償提供を行っているという。

・トラック予約受付サービス「MOVO Berth」のオプション「オンラインチェックイン機能」
・トラック予約受付サービス「MOVO Berth」のオプション「ドライバー予約ファイル添付機能」
・動態管理サービス「MOVO Fleet」

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