NECソリューションイノベータ株式会社は、配送計画/動態管理システム「ULTRAFIX」のバージョン8の提供を開始した。
「ULTRAFIX」は、配車計画立案エンジンに独自の配車アルゴリズムを採用し、受注データを元に地理的条件や時刻指定、庭先条件などさまざまな物流制約を加味しながら、配車計画・配送計画立案を支援するシステムだ。
今回発表された、「ULTRAFIX」の新バージョンでは、ドライバーの勤怠状況を踏まえた配車計画の作成ができるようになった。
具体的には、積載率、配達指定時間、ルート表、荷姿や地域特性、緊急出荷などの配車計画作成に用いる情報に、ドライバーの残業や運転時間などの実績・予定を追加することで、働き方改革関連法および改善基準告示に準拠した配車計画を、自動で立案することが可能になった。
自動立案した配車計画は手動で修正することができ、修正後の計画が規制を遵守しているかの確認も可能だ。
また、予期せぬ渋滞などで労働時間の超過が予測される場合は、アラームを表示することで、配車担当者が規制を遵守した配車計画への見直しを図れるよう支援する。

さらに、輸送中の貨物の配送ステータス情報を社内向けと社外向けに分類し、社内の関係者に加え、荷主や共同配送事業者などの社外の関係者にも公開する。
これにより、荷主などが到着予定時刻やステータスを確認することが可能だ。

加えて、左回り優先、左折入庫優先、大型規制や渋滞情報などを踏まえた配車の提示を行う高度エンジンをオプションで提供する。

なお、今回のバージョンより、パブリッククラウド型での提供にも対応したとのことだ。
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