TOP >
ウェアラブル > お腹まわりのサイズが自動でわかる、LIONの新発想ウェアラブル「ながら腹囲チェッカー」 ―ライオンイノベーションラボ インタビュー【第3回】
お腹まわりのサイズを気にしている人は多い
小泉: 「ながら腹囲チェッカー」をつくることになったきっかけを教えてください。
川本: 「ながら腹囲チェッカー」もオープンイノベーションを進めて出てきたアイディアになります。「ながら」でヘルスケアをサポートする製品というテーマで、株式会社ワントゥーテンさんと共同でワークショップを行いました。その中で、私たちが普段どのような日常生活を送っているのかをあらためて共有し、困りごとを深掘りしていくと、「40代くらいになるとお腹まわりが気になりだす」というテーマに共感する人が多いことがわかりました。
小泉: なるほど。川本さんとして、これまでの製品開発と違うところは何かありましたか?
川本: 「No Maps」に出展するために、プロトタイプの段階からコンセプトムービーをつくり、さらに生活者の方から直接お話を聞けたのはとてもいい経験でした。
小泉: これまでそういう機会はなかったと?
川本: これまでのライオンには、開発段階の製品を検討段階の途中で外に出していくことはほとんどなかったと思います。社外の方と協力し、ライオンではこれまで扱わなかったようなデバイスを使った製品づくりに挑戦できるのは、イノベーションラボができた今だからできることだと思います。
小泉: そうですよね。
川本: あらためて感じたのは、社内だけで議論していても、その製品が本当にお客様に受け入れられるのかどうかはわからないということです。私も今回、「No Maps」で実際に生活者の方の声を聴いて、「やはりお腹まわりを気にしている人は世の中にたくさんいるのだな。これなら製品化してもいけそうだ」と実感できました。
「No Maps」に出展し、生活者の声を直接きくことができた経験について語る川本裕子研究員。会社が今、イノベーションに向け大きく変わりつつあることが、川本研究員の言葉から伝わってきた。
次ページ:アプリは色々、食べすぎたらアラートがとんでくる機能も
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
DXトレンド解説
メタバース、VR・ARの基礎と活用事例
ウェアラブルとは?ウェアラブルデバイスのビジネス活用事例10選
DXとは?本質をわかりやすく解説
IT、IoTとICTとの違い
スマートホームの基礎とトレンド
VUCA時代を生き抜くための、デジタルトランスフォーメーションとIoT
国内・海外スマートシティDX事例10選
都市のDXが進む「スーパーシティ」構想とは?