ポラール、生体データをSDK/API連携可能な企業向けフィットネストラッカーを発表

ポラール・エレクトロ・ジャパン株式会社は、SDKおよびAPI連携できる企業向けのフィットネストラッカー「Polar 360」を発表した。

「Polar 360」は、使用者の心拍数やアクティビティをリアルタイムに計測し、SDKやAPI連携することによって、自社開発を行う企業の独自のソリューションへデータを連携することができるフィットネストラッカーだ。

複合センサ技術により精度を向上させている独自の「Polar Precision Prime」心拍センサを搭載している。また、皮膚温センサーや加速度センサーも搭載されており、活動量や睡眠分析なども測定することができる。

SDK連携することで、心拍数(bpm)・PP間隔・加速度・皮膚温度・バッテリー残量・センサー内データ記録を取得し、活用することができる。

将来的には、PPG(光電式容積脈波記録法)も取得できるようアップデートされる予定だ。

ポラール、生体データをSDK/API連携可能な企業向けフィットネストラッカーを発表

SDK連携により、従業員などのモニタリングで使用したイメージ

API連携では、活動量データ(歩数、消費カロリー、心拍数、活動量に対するアドバイス)、睡眠機能など、同社が提供するプラットフォーム「Polar Flow」で確認できる全ての内容が基本的に対象となっている。

「Polar Flow」のアプリと企業のアプリをAPI連携させることで、「Polar Flow」App経由によるデータ連携が可能だ。ただし、API連携はSDK連携とは異なり、Polar 360から直接リアルタイムでのデータ連携はではなく、データベース経由での都度連携となっている。

将来的には、サードパーティアプリで心拍数データを表示できるようアップデートされる予定だ。

ポラール、生体データをSDK/API連携可能な企業向けフィットネストラッカーを発表

API連携により、従業員などのモニタリングで使用したイメージ

プライバシーに関しては、ポラールが北欧フィンランドに本社がある会社であることから、取得したデータの取り扱いもEUのGDPR(一般データ保護規則)に準拠しているとの事だ。

なお、SDK・API連携費用・ライセンス費用は無料で提供される。

前モデル「Polar Verity Sense」心拍センサを活用した導入事例では、「長時間運転するドライバーの健康状態を常時見守ることで事故を未然に防止」「個々に離れた場所で作業する作業員の健康状態や転倒検知などを遠隔地からモニター」「屋外で働く従業員の熱中症予防」「在宅医療患者の日々の健康状態を、医師による遠隔地からのモニター」が挙げられている。

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