主要メーカーの自動運転車プロジェクトはどういう動きになっているか? ースマートドライブ提供記事

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当記事は、株式会社スマートドライブ「SmartDrive MAGAZINE」からの提供記事です。

今や世界中が注目している自動運転車。ニュースで見ない日はないと言うとさすがに言い過ぎかもしれませんが、そのくらい様々な企業が自動運転車の研究開発に取り組んでおり、その動向が報道されています。

そこで今回は自動運転車を開発している主要な企業を一覧にして、現状の進捗具合とともに紹介したいと思います。

<目次>
1 トヨタの自動運転車
2 日産・ルノー連合の自動運転車
3 ホンダの自動運転車
4 マツダの自動運転車
5 三菱自動車 / 三菱電機の自動運転車
6 スズキの自動運転車
7 ダイハツの自動運転車
8 メルセデス・ベンツの自動運転車
9 BMWの自動運転車
10 フォルクスワーゲングループの自動運転車
11 テスラの自動運転車
12 GMの自動運転車
13 Google (現 Waymo)の自動運転車
14 Appleの自動運転車
15 現状から見る課題

トヨタの自動運転車

スマートドライブ、主要メーカー別の自動運転車プロジェクト一覧

出典 : トヨタの自動運転技術

トヨタは日本のほか、北米や欧州の拠点で自動運転の研究開発を行っています。

現状でトヨタが実現している自動運転は、一部の限定された高速道路での走行のみ。料金所を通過後、本線への合流、高速巡航、車線変更、出口への退出といった動作が可能です。

米国の研究拠点TRINA(Toyota Research Institute North America)周辺での、自動運転技術実験車の走行シーン

いわば「レーンキープ(車線逸脱)」と「車間維持型オートクルーズ」、それに自動ブレーキを組み合わせた程度です。「実用化までには142億kmもの走行テストが必要」というコメントも出しており、自動運転については慎重な姿勢が伺えます。

結局のところ、自動運転のためには高度なセンサーだけではなく高精度の精密地図情報や、それをリアルタイムで収集し、分析・反映させていくAIによるディープラーニングが欠かせません。

トヨタは日本の地図最大手・ゼンリンの第2位株主ではありますが、この分野での世界最大手はドイツのHERE社で、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲングループ、BMWの企業連合傘下にあります。

HEREの動きが定まらない限り、ゼンリンを含む地図各社による自動運転向け精密地図の世界標準が決まらないので、まずはそれが決まってからということなのかもしれません。

とはいえ、2016年の1月には人工知能技術の研究・開発強化に向け「TOYOTA RESEARCH INSTITUTE,INC.」という新会社をカリフォルニアに設立。今後5年間で10億ドルを投入するということで、自動運転の研究開発もここから急速に進んでいくのかもしれません。

日産・ルノー連合の自動運転車

スマートドライブ、主要メーカー別の自動運転車プロジェクト一覧
出典 : 日産 公式サイト

一応、「日本でもっとも自動運転の実用化にある」と言える日産・ルノー連合ですが、2016年8月にデビューした新型セレナに「プロパイロット」という機能を搭載してきました。

日産の自動運転技術「プロパイロット」

基本的にはトヨタが現状で実現しているのと同様、レーンキープ+車間距離キープ以上の機能は無く、ドライバーの負担を軽減する運転支援装置に過ぎません。

ドライバーに代わってアクセル、ブレーキ、ステアリングを制御してくれるとはいえ、ドライバーがハンドルから10秒以上手を放せば警告が出ますし、それが出ないのは先行車がいて10km/h以下、つまり渋滞時のみ。

センサーも悪天候時の動作は保証できませんから、ドライバーは一瞬たりとも気を抜くことは許されず、まだまだ完全な自動運転とはほど遠いのが現状です。

2020年には一般道で自動運転が可能になることを目指していますが、現実には地図情報をどうするかなど、問題が山積みでしょう。

→次ページは、ホンダ、マツダを解説します

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