東京モーターショー、SUBARUが考える「つながる車」

最新テクノロジーを搭載した、SUBARUが目指す次世代のコンセプトカー「VIZIV FUTURE CONCEPT」の展示が印象的だった東京モーターショー スバルのブース。

「VIZIV FUTURE CONCEPT」は、すぐ世の中に登場する車ではなく、自動運転の技術など織り込んで安心と楽しさを実現するコンセプトカーだ。

IoTNEWSでは、SUBARUのスバル技術本部 技術開発部 主幹 天笠義則氏に「つながる車」についてお話を伺った。

東京モーターショー スバル
SUBARUのスバル技術本部 技術開発部 主幹 天笠義則氏

-繋がるクルマを各社が作っているが、SUBARUはどういった取り組みをしていますか。

SUBARUは、これからは繋がる技術に入っていかなければいけないと考えています。

例えば、渋滞の情報などはSUBARU車だけの情報ではなく、すでにあるビッグデータを使った方がより多くの情報が得られますので他社と共通の情報を活用した方がよいと思っています。それとともに、アウトドア系に代表されるSUBARUのコアなお客様の特有のビッグデータについては、SUBARUならではの繋がりができるのではないかなと考えています。

-昔から車載情報は多く取れているが、どの会社もそれをクラウドにあげてきませんでした。最近の世の中の流れを見て、クラウドに繋げていこうという流れになってきたということでしょうか。

それはあります。SUBARUだけが繋がりませんというわけにはいかないので、例えば、車車間通信や、V2X(車車間通信および路車間通信)、V2V(Vehicle-to-Vehicle)などと言われていますが、繋がらない人がいると困ってしまいます。

SUBARUが得意としているカメラの技術を活用し、目で見える範囲については人間と同じ能力まで高めたいと考えています。では、目に見えない範囲はどうするかということですが、これはインフラからの情報や車と車のコミュニケーションが必要です。

SUBARUの最終的な目的は「事故がない世界」ですので、安全がさらに進化する技術は活用していかなくてはいけないと思っています。
-車線変更のときに見えなくて怖い思いをすることがたまにあるのですが、どうにもならないのでしょうか。

実は答えを出しています。

LEVORG(レヴォーグ)の最新モデルでは、斜め後ろ60mほどから車が近づいてくるのがわかります。レーダーで車を検知して斜め後ろから車が来ていれば警報を出します。将来的には自動運転をする場合は、後方から来た場合には、ドライバーが車線変更をしようとしても戻してあげる、ということも想定しています。

さらに先は、ドライバーが車線変更の意思表示をしたとしても、車が斜め後ろから近づいていれば待ってあげて、通りすぎたら車線変更するという技術が実装化されていくのかなと思っています。今は、基礎的な技術は確立されているので、あとはお客様がわかりやすく安全に操作ができるかという点が重要です。
-SUBARUならではの特長はありますか?

SUBARUは、元々飛行機を作っていた会社ということもあり、安全なモノづくりをするという意識がDNAに深く刷り込まれています。

SUBARU車はどこからぶつかっても安全な車を目指していますが、一番いいのはぶつからないことです。細かい部分の違いが最終的にはお客様にとって大きな違いになるのではないかと思っております。SUBARUは、お客様を大事にしている、真面目なメーカーなのです。

東京モーターショー SUBARU
SUBARUが目指す次世代のコンセプトカー「VIZIV FUTURE CONCEPT」

 

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