i-PRO株式会社は、2019年に画像センシング事業会社としてパナソニック株式会社から独立し、カメラに関わる3つの領域で事業を展開している。
独立に伴い、パナソニックで利用していた基幹システムなどから、i-PROとして導入する新システムへのリプレースを行うことになった。
このリプレースでは、20以上の新規システムの導入、世界各国の拠点で同一システムを利用できる環境の整備、そしてグローバル規模で利用される多種多様なシステム間の連携インターフェースの構築が求められた。
そこでi-PROは、同社の新基幹システム構築に、アステリア株式会社が提供する企業データ連携ノーコードツール「ASTERIA Warp(アステリア ワープ)」(以下、Warp)を採用したことを発表した。
なお、「Warp」の採用に伴い、「Warp」のマスターパートナーであるSCSK株式会社が、システム移行プロジェクトに参画。i-PROと伴走型で開発支援を行った結果、200本以上の連携インターフェースを4カ月で構築し、新基幹システムの構築・移行を国内外の全5拠点で実現した。

さらに、汎用的な処理の共通化・テンプレート化により、開発コストを9割削減。各拠点からの連携インターフェースの追加開発や改善などの要望にも対応できる体制が整ったのだという。
i-PROは今後、「Warp」の多彩な機能を活用して業務の自動化を追求しながら、さらなるシステムの利便性の向上を図る予定だ。また、ノーコードの特長を活かし、内製化によるインターフェースの設計・構築が可能な社内体制の強化にも取り組んでいくとしている。
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