東京モーターショー内の「SMART MOBILITY CITY 2015」は、企業・団体の出展ブースと主催者による駅や研究所などの展示で、都市と車と人々の関わりをリアルに体験できるエリアだった。
そのエリア内でのトヨタブースでは、乗りたいときにちょこっと乗るモビリティ・シェアリングのHa:mo RIDE(ハーモライド)の展示があった。
沖縄県本部(もとぶ)半島で、超小型EV「COMS(コムス)」を利用した観光サービス「ちゅらまーい Ha:mo」の実証実験を2016年1月中旬から2016年12月までの約1年間実施するという。
使い方は非常に簡単で、COMSのフロントガラス上部にあるカードリーダーにICカードをタッチするとキーロックが解除される。登録されている周遊ルートからお好みのルートを選び、案内開始をタップ。乗っている時には、周遊ルート沿いの観光スポットがタブレットに表示される。

沖縄では、ホテル発のレンタカーのような位置づけなので、カードキーでの利用をする流れとなっているが、今後都市での利用を想定して、スマートフォン上のアプリで利用予約を実施、クルマにはスマートフォンをかざすだけで利用開始可能という流れを想定しているということだ。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。