株式会社エクスと株式会社フツパーは、製造業向けの生産管理システム「Factory-ONE 電脳工場シリーズ」(以下、電脳工場)と、AIを活用した人員配置最適化システム「スキルパズル」の連携検討を開始した。
「電脳工場」は、生産計画の立案から受注・出荷、MRP手配や製番手配といった手配計画に加え、発注・受入・在庫・負荷・進捗・原価といったものづくり情報を総合的に管理する生産管理システムだ。
また、請求・売掛・入金、仕入・買掛・支払など、販売管理機能も標準装備している。
一方「スキルパズル」は、工数・スキル・勤務状況を入力することで、最適な人員配置をAIが立案するシステムだ。製造現場の複雑な配置要件を考慮して計画を作成する。
今回、この「電脳工場」と「スキルパズル」のデータ連携をすることで、生産計画と人員配置を統合する計画だ。「電脳工場」の生産計画データを「スキルパズル」に連携し、生産指示から生産計画、人員配置の計画フローまでを算出可能にする。
これにより、付帯業務の負担軽減に加え、特定担当者の経験や勘に依存していた計画業務を標準化する。また、データドリブンな計画立案を支援するとのことだ。
今後エクスとフツパーは、「単なるAPIを用いたシステム連携にとどまらず、AIエージェントや生成AIなどのAI技術の積極的な活用を視野に入れ、各種情報連携や生産計画変更の実現を目指す」としている。
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