ヤマシナ、自動車部品の複雑な生産工程を支える基幹システムをJBCCのアジャイル開発手法とローコード開発ツールで刷新

株式会社ヤマシナは、1,000種を超えるネジ・ボルトの生産・販売管理を支える基幹システムを、JBCC株式会社が展開する独自のアジャイル開発手法とローコード開発ツール「GeneXus」を活用して開発を行い、クラウド上で刷新したと発表した。

ヤマシナは、自動車産業中心にネジやボルトを提供しているメーカで、近年は自動車の軽量化ニーズに応える製品開発や技術革新に取り組んでいた。

従来の基幹システムは、15年前に導入したパッケージの販売管理システムに、製造部門用の大規模なカスタマイズを施したレガシーシステムで、約200本の自社開発プログラムをサブシステムで追加して業務に対応してきたのだという。

これにより、ソフトウエアおよびハードウエアの保守期限が迫り、業界・法規定への対応や、近年M&Aで増加したグループ企業へのシステム展開も困難で、早期刷新が急務となっていた。

しかし、1,000種以上のネジ・ボルトの生産工程はそれぞれ複雑かつ異なっており、パッケージで対応することは難しかった。

そこでJBCCは、業務に合わせて開発することを提案。現場担当者や情報システム部門が共同で試作段階から改善を重ね、新たに生産工程の進捗を可視化し、業務効率の向上や意思決定の迅速化に寄与するシステムを実現した。

ヤマシナ、自動車部品の複雑な生産工程を支える基幹システムをJBCCのアジャイル開発手法とローコード開発ツールで刷新
新たな機関システムの全体図

加えて、この開発にはヤマシナの社内技術者3名が参加し、アジャイル開発手法とローコード開発ツール「GeneXus」のノウハウを蓄積することにより、内製化体制を確立したとのことだ。

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