株式会社インフォシティ、株式会社ビットメディア、株式会社テクノネット、テレポート株式会社、MasterVisions株式会社、Connected Design株式会社、ビヨンドブロックチェーン株式会社、KDDI株式会社、東急株式会社、一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツ、二子玉川商店街振興組合は、5GやIoT技術を活用した都市DXのコミュニティ実証実験を、二子玉川エリアにおいて実施した。
2021年度の実証では、KDDIが提供する360度のVR空間「au XR Door」や、Connected DesignのIoTセンサ、MasterVisionsの自由視点映像などの各社の技術を、テレポートが提供するコミュニティエンジンに統合することに成功している。
今回の実証では、2021年度の取り組みの成果を踏まえ、自由視点映像技術を活用したダンスステージ撮影や、IoTセンサによる客用トイレの利用状況可視化などを実施した。
実証を通じて、地域関係者が意見交換会を行い、次年度以降の社会実装の方向性を確認するとともに、地域連携ネットワークを確立することができたのだという。
今後は、地域関係者がスタートアップ企業のソリューションや機能を利用した実証実験を進めるとともに、社会実装および商業施設などにおける商用化を目指した取り組みを推進していく予定だ。
また、これまでの取り組みや今後の展開については、インフォシティグループが運営するWebサイト「Devcafe」にて発信される。
実証実験の概要
自由視点映像技術
二子玉川の「FIVE O DANCE STUDIO」の子どもたちのレッスンや、「FUTAKO HEART STREET DAY」で実施されたダンスステージの様子を、自由視点映像で生成・配信。(提供:MasterVisions)
コミュニティプロセッサ技術
街情報プロジェクトのグリッド型デザインの掲示板情報を、テレポートのカード型インタフェースのルーム機能で編集。Web出力が可能なステージ機能でスマートフォンやサイネージに配信した。(トップ画)さらに、KDDIの「au XR Door」や自由視点映像と連携した地域コンテンツを提供。(提供:テレポート)
IoTセンシング技術
5G環境におけるARサービスとの統合を見据え、二子玉川ライズS.C.内6フロアの客用トイレに、個室開閉センサを設置。利用状況可視化を実現。(提供: Connected Design)
メタバース構築技術
5Gコミュニティプロジェクト意見交換会において、二子玉川商店街の3Dモデル(国土交通省の3D都市モデル「PLATEAU」を活用)内から、リモート講演できる機能を提供。(提供:ビヨンドブロックチェーン)
AR・VR機能
二子玉川の河川敷、西口ふれあい広場、二子玉川商店街、二子玉川カヌー部の360度映像などを、ARやVRで体験できる機能や、フタコハートストリートにおいて、商店街の各店舗の店頭に掲示された、マスキングテープで制作されたハートをAR表示できる機能を提供。(提供:KDDI)
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