2024年になり、「働き方改革関連法」の適用や「改善基準告示」の改正がなされ、「物流2024年問題」と言われる、輸送能力の減退や物流業者の利益減少などが問題となっている。
これに伴い、配送計画は複雑になるほか、法令を遵守してスケジュール作成を行うには、配車担当者の属人化が進み、その結果人材不足になるという課題もある。
こうした中、株式会社Logpose Technologies(以下、ログポース)は、幹線輸送向けの配車・配送計画を支援する新たなAI技術を発表した。
幹線輸送とは、複数の都道府県にまたがる県間輸送で、輸送距離が300km以上の貨物輸送を指す。
そのため、運行計画は、複数日にわたる連続運転を、休憩や休息を考慮しながら計画する必要があるほか、日々発生する追加オーダの配送可否を判断し、最適な車両に追加配車する必要がある。
今回ログポーズが発表した技術は、過去の運行データとAIアルゴリズムを活用し、複数日にわたる効率的な運行計画を自動で作成する。例えば、休憩・休息を考慮した法令遵守のスケジュール作成や、日々発生する追加オーダをAIが配送可能か判断し、最適な車両に割り付けるというものだ。
また、ベテラン配車担当者のノウハウをAIが学習することで、企業固有の条件や配送パターンに対応したカスタマイズ可能な計画作成を行うことが可能だ。
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