TOKYOモーターショー2015で、TOYOTAの考える自動運転や走行安全についてのお話を伺った。
先日、トヨタは、米国のマサチューセッツ工科大学のコンピュータ科学・人工知能研究所および、スタンフォード大学のスタンフォード人工知能研究所と人工知能に関する研究で連携していくことを発表した。
クルマやロボットへの応用を目指し、様々な環境における物体の認識、高度な状況判断、人と機械との安全な相互協調などを実現するための研究をする。
現在は、ITS Connectといって、クルマのセンサーではとらえきれない見通し外の情報や信号などの情報を、道路と車、あるいは車同士が直接通信することで取得し、ドライバーに知らせることで安全運転を支援するシステムがある。
すでに、下記図のグリーンで囲われた部分の技術については、実用化がはじまっているという。
高速道路の自動運転について、トヨタ自動車株式会社 東富士研究所 BR高度知能化運転支援開発室 加藤陽太さんによると、高速道路で合流したところから、レーンを降りる分岐するところは「画像とレーダー、地図情報」から情報を取得しているという。地図情報では、今起きた事故など最新情報が入っていないことも多いが、その点については2020年の製品化に向けて、今後議論していくそうだ。
また、ITS Connectという技術を使うと、下の図にあるような様々な注意喚起が可能になるとともに、通信利用型レーダーが搭載されたクラウン同士なら、車同士が繋がってスムーズな走行ができるという状態まできており、展示されていた新型プリウスス(12 月発売予定)でも搭載されるという。
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