先週IoTNEWSでPVの高かった記事を、週間ランキング形式で紹介します。
1位 製造業の設備を制御する「PLC」とは、基本をわかりやすく解説
PLC(Programmable Logic Controller、プログラマブルロジックコントローラ)とは、主に製造業の装置などの制御に使用されるコントローラである。入力機器からの信号を取り込み、プログラムに従って様々な処理が行われ、PLCに接続された出力機器を制御する。
PLCは、通常工場の制御盤の中に設置されていて、工場で働いていない人にとっては馴染みが薄いものかもしれない。しかし、PLCは、工場の自動化を実現するために必要なものであり、IoTによる見える化やスマートファクトリーの土台となる重要な要素の1つであると言えるだろう。
本稿では、PLCの基礎について紹介する。
2位 メーカー横断でBLEからLPWAまで対応。現場に合わせたソリューション構築で注目を集める「Canvas」
IoTは日本でも一般的な言葉になり、ビジネス市場で熱い注目を浴びている。
IoT活用を通じて新ビジネスの市場を作り出すこと、あるいは既存市場の勢力分布を大きく変動させることが期待されているからだ。
人材不足の深刻化という問題もある。2008年ごろを皮切りに人口は減少の一途を辿り、少子高齢化、過疎化、就労人口減少による人材不足は将来的に自明なものとなっている。
IoTの利活用により生産性を高めることが一つの鍵になっており、高度で高価なツールだけでなく中小企業でも利用しやすい低価格なクラウドサービスも数多く登場している。その1つが、今回紹介するIoTデータダッシュボードサービスCanvas(キャンバス)だ。
3位 DX人材の6つの役割と必要なスキル
昨今、DXの必要性を感じる企業が急速に増えたのですが、その一方で、それを実現する「DX人材」が不足しています。
しかし、DXを実現するといっても、DXの範囲も広いため、それを実現する人材がどういう人材であれば良いのか、ということに関して悩むケースが多いと言います。
実際、DX人材について調べると、ある人は「データサイエンティスト」のことを呼び、またある人は「いわゆるIT系人材」のことをDX人材と呼んでいるようです。
しかし、DXがデジタルを中心にビジネスモデルやビジネスプロセスを見直すことである以上、DX人材もいわゆるIT系、デジタル系の人材だけでないはずです。
そこで、この記事では、DX人材とはどういう人材なのか、その役割や、育成方法などについて解説していきます。
4位 ものづくり白書から見る、カーボンニュートラルとDXの課題 ーNECものづくり共創プログラムレポート
日本電気株式会社(以下、NEC)は、2021年7月2日に「NEC ものづくり共創プログラム New Normal社会におけるものづくり変革セミナー」をオンラインにて開催した。
同セミナーでは、「経済産業省 製造産業局 ものづくり政策審議室長 矢野剛史氏(以下、矢野氏)が登壇し、ものづくり白書の説明やNEC ものづくりソリューション本部 事業主幹の関行秀氏(以下、関氏)とともにディスカッションを行なった。
ディスカッションでは、カーボンニュートラルやDXの推進や課題についての意見交換や、参加者がDXやその課題についての設問に対し投票形式で回答するコーナーが設けられており、その結果も交え行われた。
5位 機械同士が相互に会話できるようになる「OPC UA」、製造現場のインテリジェント化を加速させる
2021年6月30日、IoTNEWSの会員向けサービスの1つである、DX情報収集サービスの会員向け勉強会が開催された。本稿では、その中からオムロン株式会社岡実氏のセッションを紹介する。
岡氏は、オムロンでPLCや産業用コントローラの商品企画を行う一方で、日本OPC協議会のマーケティング部会の部会長でもあり、日本における「OPC UA」の普及の推進をしている。
岡氏には、2つの立場から、製造現場に起きている変化と、OPC UAを活用した製造現場のインテリジェント化について講演いただいた。
6位 2020年、東京オリンピックまであと少し。導入される技術を紹介
オリンピック開催間近のためか、2019年の記事がランクイン。東京オリンピックにどのような技術が導入されているか確認したい。
7位 東京メトロ、デプスカメラとAIを用いてリアルタイムに実測・予測した号車ごとの混雑状況をアプリで配信開始
東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)は、乗客がより安心して地下鉄を利用できることを目的に、デプスカメラとAIを用いた列車混雑計測システムを活用して、銀座線および丸ノ内線の「号車ごとのリアルタイム混雑状況」を東京メトロmy!アプリにて配信開始した。
→詳細はこちら
8位 トライアル、スマートショッピングカートやAIカメラを活用したスマートストア「トライアルsmart成田店」をオープン
株式会社トライアルカンパニー(以下、トライアル)は、トライアルsmart成田店(千葉県成田市)をスマートストアとして改装オープンした。
同店では、自社開発の「スマートショッピングカート」を約80台を導入し、デジタルサイネージ約25台を運用開始するほか、同月23日には「リテールAIカメラ」約40台も導入を予定している。
9位 キリンホールディングス、DX人材の育成に向けたデジタルリテラシー及びスキル向上のプログラム「キリンDX道場」を開校
キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027(KV2027)」の達成に向けて「価値創造を加速するICT」の実現を掲げ、AIを活用した生産現場での効率化をはじめとして、さまざまな取り組みを進めてきた。その一方で、デジタルスキルは特定のデジタル・ICT部門に偏り、営業・生産・物流などの現場社員に定着していない状況にあった。
キリンホールディングス株式会社は、DX人材の育成に向けたデジタルリテラシー及びスキル向上のプログラム「キリンDX道場」を、キリングループ従業員を対象に7月から開始する。
10位 IDC、国内ITサービス市場のベンダー売上ランキングを発表
IDC Japan株式会社は、2020年の国内ITサービス市場のベンダー売上ランキングを発表した。
2020年の国内ITサービス市場は前年比2.8%減の5兆6,834億円となったとみられる。ベンダー売上の上位5社は、1位から順に、富士通、NTTデータ、日立製作所、NEC、IBMとなった。中央省庁向けのマネージドサービスが拡大したNTTデータが、3位から2位に順位を上げている。
毎週、週のはじめにランキング記事を公開しています。
⇒ランキング一覧はこちらから
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。