先週IoTNEWSでPVの高かった記事を、週間ランキング形式で紹介します。
1位 DXにおけるプロジェクトマネージャーのあるべき姿-PMI ベン・ブリーン氏インタビュー
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が、東証一部上場企業1,000社を対象に行った調査では、「DXの取組みに関して成果をあげられている企業は少ない」と報告されている。その要因の1つが、DXをリードする人材の不足だ。
特に、多様なステークホルダーが登場するDXのプロジェクトでは、プロジェクトマネージャーの手腕が問われる。
しかし、プロジェクト運営のためのスキルは、各人がプロジェクトの推進過程で成功と失敗を繰り返しながら、独自に学んでいるのではないだろうか。
そこで、プロジェクトマネジメントスキルのグローバルスタンダードである国際資格「PMP(Project Management Professional)」の認定を行っている、PMI(Project Management Institute=プロジェクトマネジメント協会)の太平洋責任者、ベン・ブリーン氏にプロジェクトマネージャーに求められる資質やスキル、プロジェクト推進上で起きる課題について伺った。(聞き手、IoTNEWS 石井庸介)
2位 「地方工場」におけるデジタル化の現状と課題 ―Conference X in 広島レポート2
各産業・業界においてDXに先駆的に取り組む企業が登壇し、DXの実践事例を議論する「Conference X in 広島」(株式会社INDUSTRIAL-X主催)が2021年8月31日、オンラインで開催された。
本稿では、セッション2の地域工場(Smart Factory)に関するディスカッションを紹介する。同ディスカッションには、以下4社が参加した。
株式会社ひびき精機 専務取締役 松山功氏 株式会社カワトT.P.C. 専務取締役 桐田直哉氏 株式会社ビーライズ 代表取締役 波多間俊之氏 株式会社今野製作所 代表取締役 今野浩好氏(モデレーター)
3位 コクヨがIoT文具で小学生の学習習慣を分析、夏休みは普段の1.2倍勉強すると発表
コクヨ株式会社は、センサー付きアタッチメント鉛筆に取り付けて日々の学習を見える化するIoT文具「しゅくだいやる気ペン」のセンサーデータ(対象ユーザー数約3000名)およびユーザーアンケートから小学生の夏休みの学習習慣を調査・分析した。
4位 NTTデータとダイエー、レジを通さずにキャッシュレス決済が可能な「ウォークスルー店舗」をオープン
少子高齢化が進む中、国内では労働力不足が社会問題となっており、特に労働集約型産業である流通・サービス業ではデジタル技術を駆使した業務効率化の推進が業界全体で不可欠となっている。また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて消費者の価値観や行動は多様化しており、できるだけ非対面・非接触で買い物を済ませたい、レジで並ぶ手間や時間を省きたいというニーズが高まっている。
株式会社NTTデータと株式会社ダイエーは、NTTデータのCatch&Goサービス、および店舗上部のカメラと商品棚の重量センサーを用いて、レジを通すことなくキャッシュレス決済が可能な「ウォークスルー店舗」を2021年9月2日よりNTTデータ社内にオープンする。
5位 B-EN-G、稼働と保全に関する紙帳票でのやり取りをデジタル化
ビジネスエンジニアリング株式会社主催の合同取材が開催され、天馬株式会社のインドネシアチカラン工場(以下、チカラン工場)に対して取材を行った。チカラン工場は、ビジネスエンジニアリングが提供する「mcframe SIGNAL CHAIN(以下、SIGNAL CHAIN)」を導入している。
SIGNAL CHAINは、ビジネスエンジニアリングが提供している、製造現場の問題把握と改善を支援するIoTパッケージである。
天馬インドネシアの副社長である小山田祐美氏は、「これまで紙帳票で行っていたやり取りをデジタル化することで、正確性とリアルタイム性が向上した。今は自信を持って、稼働モニタリングと設備監視が出来ていると言える」と述べた。
6位 コロナ禍における「需給最適」のDXの現状と課題 ―Conference X in 広島レポート1
各産業・業界においてDXに先駆的に取り組む企業が登壇し、DXの実践事例を議論する「Conference X in 広島」(株式会社INDUSTRIAL-X主催)が2021年8月31日、オンラインで開催された。
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7位 NEC、河川監視や道路冠水の把握のための「IoT街路灯システム」を杉並区に納入
近年、集中豪雨や大型の台風による急激な河川の増水など都市部における水害対策が課題となっている。
そこでNECは、杉並区におけるリアルタイムな河川監視や道路冠水の把握のため、神田川沿いやJR阿佐ヶ谷駅の駅前広場などを対象とした「IoT街路灯システム」を杉並区に納入した。
8位 横河電機、世界最小クラスのマルチセンシングリモートI/O「VZ20X」を発売
物流現場や、製造現場では、無人搬送車などの活用や、高度なオートメーション化などによりラインの省人化が進む一方、アナログで管理されているものも存在している。そのため、デジタル化されていない既存設備の劣化兆候がつかみきれず、突然の停止を招き、稼働率の低下を引き起こしている。状態基準保全の観点から、既存設備に後付けできる小型さと、現場で起きる出来事を複数ヵ所同時に測定し、高速かつ高精度にデジタル化するニーズが高まっている。
9位 ソラコム、エッジAIカメラ「S+ Camera」の防水タイプと3つのAIアルゴリズムを提供開始
株式会社ソラコムは、セルラー通信搭載のエッジAIカメラ「S+ Camera」に、屋外でも利用可能な防水タイプ「S+ Camera WPv1.1」の提供を開始した。
S+ Cameraは、セルラー通信内蔵で、汎用マウンタを利用して手軽に設置でき、遠隔からAIアルゴリズム書き換えが可能なエッジ処理カメラである。交通量調査や入退室管理、倉庫のリアルタイム荷物管理、商業施設における混雑度の可視化など様々な画像解析ソリューションに用いられている。
10位 ソフトバンク、会議室等の企業間シェアリングやビル設備のスマートフォン連携を実現するサービスを提供開始
近年、働き方改革や新型コロナウイルス感染症対策に伴うテレワークの普及により、オフィスを選ぶ際の指標として、広さや立地に加えて、快適性や多様な働き方を実現する環境などが重要視されている。
ソフトバンク株式会社は、会議室やデスクの企業間シェアリングや、ビル内のエリアごとの入室制限システムや空調設備などのビル設備とスマートフォンの連携などを実現し、スマートな働き方を支援するソリューション「WorkOffice+」と、WorkOffice+の導入に必要な各種施工作業やコンサルティング、通信ネットワークの環境構築、軽食などの無人販売サービスをパッケージにした、オフィスビルの管理者向けサービス「Smart Work Solution」の提供を開始した。
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